【マイルチャンピオンシップ南部杯2023予想】カフェファラオ✕高松亮騎手、得意のワンターンなら勝ち負け必至か

本日9日は盛岡競馬で「マイルチャンピオンシップ南部杯」が開催。秋のダートマイル王決定戦としても知られるハイレベルな一戦で、今年も豪華メンバーが集結。

中でも有力視したいのは昨年の覇者カフェファラオだ。昨年は不良馬場で前有利の流れをきっちりと差し切り優勝。盛岡のマイルはワンターンの大箱コースで、スピード勝負になりやすい傾向が強いコース。過去10年で先行が7勝、逃げが2勝しており、前につけられることは好走への必須項目になってくる。

安定して前目につけられる脚質を持っており、持久力もあり最後にはパワーのある末脚を使うことが出来る馬だ。地方ではジャパンダートダービーで7着、かしわ記念で5着と力を出せずに負けているが、最も得意な左回りのワンターンで結果を残していることからも、盛岡マイルはベスト舞台であることは明白だ。

昨年は引退した元騎手の福永祐一騎手の好騎乗で優勝したが、今年は高松亮騎手との初コンビで参戦。どこまで手が合うかというところは実戦を見るまでは未知となるが、地元・岩手リーディング2位の名手であり、福永騎手引退後に手綱を握ったJ.モレイラ騎手や前走の浜中俊騎手より下回るという印象は、この舞台に限って言えば無いと言えよう。

今回騎手的に見送りたいというファンも少なからず出てきそうだが、この点で人気が上がらなくなるならむしろ有り難いと捉えるファンもいることだろう。地元ファンにとっては応援したくなる要素でもあり、この乗り替わりをプラスと捉えて応援してみるのも一興か。

いずれにせよ、“ワンターン専用機”とも言われる同馬がようやく得意舞台で走れるここは、高いパフォーマンスを発揮してくれるはずだ。