【JRA小倉大賞典2025予想】超良血のホウオウプロサンゲ、ひと叩きされ気配濃厚だ
今年もG3戦線の常連馬が集結したハンデG3。さらに中央ダートで無敵のヤマニンウルスも参戦。例年以上に見応えのある一戦になりそうだ。
そんな中で注目したいのが、キズナ産駒の4歳牡馬・ホウオウプロサンゲだ。セレクトセールで4億5000万円という高額で取引された良血馬だが、皐月賞には出走したもののダービー・菊花賞には進めず、条件戦から立て直してきた苦労馬でもある。皐月賞後は5戦3勝とまずまずの成績でオープン入りを果たし、前走は2ヶ月ぶりのレースで1番人気に推されながら4着。そこからの重賞挑戦となる。
前走が今回と同じ小倉競馬場でのオープン戦で、相手関係も今回より楽だったはずの中で4着はやや物足りないが、ホウオウプロサンゲは「2戦目が強い」タイプ。デビュー戦は4着で2戦目に勝利。2勝クラス初戦は5着で2戦目に勝利。3勝クラスも初戦10着から2戦目で勝ち上がった。こうした戦績を考えると、今回のオープン入り2戦目でしっかり結果を出す可能性はありそうだ。
さらに、今回の鞍上は小沢騎手。今年で5年目を迎えるが、ここまでなかなか伸び悩んでいた。しかし、昨年から人気薄でも結果を出し始め、今年はさらに好調。連対率もデビュー以来最高の成績を残し、騎乗技術の向上が伺える。穴馬での激走も目立ってきたが、こういう地道に成績を積み上げてきた騎手は、実力馬に騎乗することでさらに飛躍する可能性が高い。
4億5000万円の良血馬に騎乗することは、小沢騎手にとっても大きなチャンス。2戦目で真価を発揮するホウオウプロサンゲと、成長著しい小沢騎手のコンビが重賞初制覇を果たし、さらなる飛躍へとつなげるレースになることを期待したい。