【東京大賞典2022予想】55kgの軽ハンデで激走か?ショウナンナデシコの巻き返しに期待

有馬記念は1番人気のイクイノックスが見事勝利し、父キタサンブラックに続く有馬記念制覇となりました。強い馬が強い競馬をして勝つというのも競馬の醍醐味ですが、思わぬ伏兵の台頭で波乱を呼ぶのもまた競馬ということもあり、年内最後のG1として狙いたいのが、29日に大井競馬場で開催される地方交流G1の東京大賞典です。

中央勢で人気の一角を担うと思われたグロリアムンディは、福永騎手にとっても最後の東京大賞典参戦となるだけに期待が高まりましたが、結局回避となってしまいました。

地方の雄のカジノフォンテンも勢いを失っており、ここで巻き返しがあっても不思議がない戦績をこれまで残していますが、距離2000mがカギとなりそうです。同じく距離2000mがカギとなりそうなものの、実績なら上位のショウナンナデシコに今回は注目しました。

ショウナンナデシコはオルフェーヴル産駒の5歳牝馬で、ここ数戦は上位人気を裏切る内容で推移していますが、今回は牡馬相手ということもあり、マークも緩くなる可能性もあります。

主戦の吉田隼人騎手としても3着続きとなっており、牝馬は一度崩れると時間がかかるとは言われていますが、馬券圏内は確保できているだけに、今回は思いが強いのではないでしょうか。強力な先行馬が不在なだけに、スムーズに先行できれば牡馬相手でも巻き返しが期待できそうで、牝馬限定戦ほど人気がかぶらないこともあり、今回は絶好の狙い目となりそうです。

秋は3戦連続で3着と敗れているが、前走のクイーン賞では57.5kgの斤量を背負いながら深い砂にも苦しみながらの3着と負けて強しの内容だった。今回ハンデは55kgと一気に軽くなり、牡馬57kgに対してG1馬としては恵まれる斤量。

また、距離の2000mは昨秋のカノープスS(1着)以来となるが、折り合いもつくようになってきており、距離は長い方が合う可能性もある。復活の勝利も期待できそうで、馬券検討には加えておきたい1頭です。