【JRA】夢は〝3世代ダービー制覇〟のディープブリランテ

無傷の7連勝で2005年の3歳牡馬クラシック3冠を達成したディープインパクトは、今年の3歳馬の12頭が最後の産駒となりました。これまで7頭のダービー馬を送り出したディープインパクトですが、産駒最初のダービー馬がディープブリランテです。

2009年に生まれたディープブリランテはセレクトセール当歳で3100万円と、ディープインパクト産駒にしては格安といえる価格で購買されました。2011年10月にデビューし、新馬戦は1.2倍の圧倒的1番人気で勝利しており、続く東京スポーツ杯2歳Sも勝利しました。

3歳に入ると共同通信杯でゴールドシップに敗れ2着、続くスプリングSではグランデッツァの2着に敗れたものの、皐月賞では3着に入り、日本ダービーではフェノーメノとの接戦を制して見事、ディープインパクトとの父子ダービー制覇を成し遂げています。

続く海外遠征となったキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは8着に敗れ、菊花賞に向けて調整したところ、右前脚にくっけん炎を発症し、若くして引退となりました。2013年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、初年度から205頭の繁殖牝馬を集めました。

産駒からは、モズベッロ、セダブリランテス、ラプタス、ミッキーブリランテと、芝、ダート、また距離も問わない様々な適性の馬を輩出してきましたが、まだ芝クラシックで戴冠はできていません。

供用して10年を経て、キズナ、さらにコントレイルと、ディープインパクトから受け継ぐ3世代ダービー制覇を成し遂げる馬が出てくるのかも含めて競争は激しくなっていますが、大物誕生にも期待したいですね。