【注目新馬】期待馬クロスキー、国枝厩舎悲願の牡馬クラシック制覇へ向け初陣

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良血馬は秋まで待機から、早めのデビューへとトレンドがシフトしつつある昨今の2歳戦。夏の新馬戦から各陣営とも期待馬を繰り出してくるため目の離せないレースが増えてきました。今回は兄、姉に重傷勝ち馬のいる活気ある牝系から、新潟開催の目玉となりそうな1頭に注目したいと思います。

重賞3勝で牝馬クラシックでも善戦していたバウンスシャッセ、京王杯スプリングカップ勝ち馬のムーンクエイク、そして今年のフラワーカップを勝利し、オークスでもルメール騎手からマーフィー騎手へ直前に乗り替わるも3番人気に支持されたコントラチェックがいる家系で、父ハーツクライ、母リッチダンサーの牡馬クロスキーが今週デビュー予定となっています。

いずれも父が異なり、距離適性もそれぞれ違うために父の良さを引き出す牝馬というイメージのある母リッチダンサー。クロスキーの全兄にはせん馬となったフラットレーがいます。結果的に成績は振るわなかったですが、デビュー戦では1倍台のオッズで快勝しており、再度のハーツクライとの組み合わせは、今度こそクラシック参戦へという期待も高まります。

これまでリッチダンサーの仔は美浦の藤沢厩舎に預けられることが多かったですが、クロスキーは国枝厩舎へと入りました。アパパネ、アーモンドアイといった牝馬三冠を達成していることでも知られている厩舎ですが、意外なことに牡馬クラシックには未だ縁がありません。

クロスキー注目のデビュー戦ですが、今週17日の新潟芝2000mを予定しており、鞍上には三浦騎手を想定とのこと。悲願の牡馬クラシック制覇へ向けて初戦から注目していきたいですね。