【JRAダイヤモンドS予想】2つの“激走条件”が揃った期待の穴馬とは?

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東京競馬の土曜メインは長距離重賞「ダイヤモンドS」です。3400mという長丁場で行われる長距離で、今年もスタミナ自慢のステイヤーたちが集結しました。

過去10年で1番人気は6勝を挙げており、比較的堅実なレースという印象がありますが、20年には大穴のミライヘノツバサが勝利。昨年も11番人気のランフォザローゼスが2着に好走しており、一筋縄ではいかないレースであることがわかります。

そんな掴み所がない難解レースで今回穴馬として有力視しているのは、7歳牡馬のメイショウテンゲンです。

今回のメンバーの中では、数少ない重賞勝ちのある馬3頭のうちの1頭と実績は上位の馬です。とは言え、4歳時の阪神大賞典で3着に入った後は、9戦して最高着順が5着、二桁着順が6回と不振続きです。

今回は長期休み明け3戦目となります。5歳時に天皇賞・春の後に屈腱炎を発症し、約1年半の休養を余儀なくされます。そして昨年、12月のチャレンジカップで復帰し、14頭立ての14着と最下位に敗退。休み明け2戦目となった前走、万葉Sでも16頭立ての10着と、復帰後は2戦とも二桁着順に惨敗という状況です。

順位だけ見れば買える要素は少ないですが、前走は明確に着差を縮めてきましたし、最後の直線も復帰初戦のチャレンジCよりもジワジワと伸びています。2020年のダイヤモンドSは2着、同年の阪神大賞典・3着と長距離重賞で活躍していた実績馬ですし、もともと持っている能力は高い馬。レース感さえ戻ってくればこの舞台なら勝負になります。休み明け3走目のここは期待して良いでしょう。

加えて斤量の55kgという軽量も魅力。前走の万葉Sから1kg減という条件で走れる中、同じく前走万葉S組のミクソロジーが3kg増、タイセイモナークとレクセランスが同斤量となっており、メイショウテンゲンのみが恩恵を受けるかたちとなります。また、斤量55kgでは1勝2着3回、3着2回と安定しており、馬券圏内に好走した7戦のうち、6回が55kgでのものでした。この条件なら走ってくれる可能性は高いでしょう。

ということで今年のダイヤモンドSは、長期休養明け3走目で55kgの斤量が魅力の古豪・メイショウテンゲンが復活してくれることに期待して応援したいと思います。