【米子S予想2021】素質馬フランツ、距離短縮はプラス

阪神競馬の土曜メインはサマーマイルシリーズ開幕戦となる「米子S」です。

スマートリアンやクラヴァシュドールなど、マイルの実績が豊富な有力馬が揃いましたが、注目したいのは6歳夏にして初のマイル戦に挑戦するフランツです。先週のエプソムCに登録していましたが、除外のため矛先を変えての参戦となります。

デビューから1800～2000mを主戦場としていたディープインパクト産駒で、気性面と繊細さがある馬故に、好走と大敗を繰り返す不安定さがややネックとなっていた馬でした。ただ、上手くコントロール出来れば終いの脚は相当なキレが期待できるので、距離短縮はプラスとなる可能性は十分ありそうです。

前走は東京1800mのメイSで2着。スタートは五分に出たものの、4コーナー手前で抑え切れない手応えのまま先頭に立ち、最後の最後で首差だけかわされての2着、という内容でした。序盤は控えて、向正面から早目に上がっていって直線粘る形で好走しており、前半から攻めていくことで良さが出るように感じます。

「マイルなら」と前々から思っていたファンも少なくなさそうで、前走の内容からも、力はここでは上位。元はクラシックの有力候補まで名を連ねた馬でもあり、ここはマイルで名誉挽回といきたいところ。勝ち星から2年以上も遠ざかっていますが、久々の勝利に期待です。