原点はイギリス。”異端児”藤沢和雄調教師の競馬論
昨年は2歳G1を完全にジャック。阪神JFを勝ったソウルスターリングと、朝日杯FSを勝ったサトノアレスは藤沢厩舎きってのエースだ。ホープフルSを完勝したレイデオロも今年の活躍が楽しみな一頭である。若い馬の育て方も上手いのはやはり上記で記したような競馬論が上手く起用されているからだろう。
外国人騎手の起用が多い点も特徴としてある藤沢厩舎だが、藤沢師は「彼らは1年で最大3カ月の免許期間中に、結果を出そうという意識が強過ぎ、若い馬に過剰な負荷をかけることがある。」と言及するなど、若い馬についてもやはり馬の訴えを重視している。
強い2歳王者が誕生したことで、今年がますます楽しみになった藤沢厩舎。2歳チャンピオンとしてあともう少しすれば始動するが、どの馬で重賞100勝に到達するのかが今から楽しみである。