【チャンピオンズカップ2023予想】伏兵ジオグリフ、中京1800mの舞台は合う

今週は秋のダート王者決定戦「チャンピオンズカップ」が開催。中央ダートG1馬のレモンポップとテーオーケインズ、芝のG1馬のジオクリフにドゥラエレーデ、無敗の5連勝で前走初重賞制覇を果たしたセラフィックコール、前走JBCを制したアイコンテーラーなど、ダート界を賑わす好メンバーが集結しました。

そんな中で今回特に注目したいのが、G1馬のジオグリフです。世界最強馬イクイノックスを降した実績がある馬はこの世に2頭しかおらず、この馬がその1頭。

2022年の皐月賞・1着以降は馬券圏内に入ることなくパフォーマンスを落としていき、今年はダート路線へ切り替えてきました。それでも前走の南部杯で勝ち馬のレモンポップと3秒2離れた9着に敗退と、ダート路線でも結果を残せずにいるといった状況です。前走の内容からも、今回は人気が落ちそうな気配十分ということで、狙い目の1頭となりそうです。

馬券圏内に入っていないとは言え、香港カップで前が詰まりながらも勝馬と1秒差の6着、パンサラッサが大ボーナスを得たサウジカップでは0秒2差、宝塚記念でも外々を周りながらイクイノックスと0秒7差と2000m前後のレースではG1級の強力馬相手に善戦しています。

まず、中京のダート1800mはここ数戦では1番向いてそうな舞台。先行力もあり、コーナリングの上手さもある馬で、3勝のうち2勝が1800mということで距離もベスト。瞬発力要素の強いドレフォン産駒でダート向きではなさそうな気もしましたが、初のダート戦であったサウジカップでは終始良い手応えで2番手を追走し、勝負圏内の4着に好走とダートでも十分力を発揮できています。

今回は初のブリンカー着用でさらに修正を加え、仕切り直してきました。昨年の香港Cで手綱を握ったビュイック騎手と再びコンビを組み、復活Vを狙います。

返り咲きを期待するクラシックからの長きファンも少なくなく、高い適性見込める舞台で秋の叩き2戦目となれば、そろそろアッと言わせる競馬を見せてほしいところです。