古豪ハッピースプリント、古巣北海道で復活Vも本調子はまだ先か

地方の雄といわれるような馬が数年に一度くらいの頻度で現れます。JRAには移籍せず、地方所属のままで活躍を続ける馬というとメイセイオペラやフリオーソ、そしてダート以外でもコスモバルクなど、中央しか遊ばない競馬ファンでも印象に残っている競走馬もいるのではないでしょうか。

そんな地方の雄、ハッピースプリントがもがき苦しみながらも古巣の北海道で再出発を果たしました。

デビューは北海道の田中淳司厩舎から、2歳時には北海道2歳優駿から全日本2歳優駿を制し、3歳になり大井の森下淳平厩舎へと移籍しました。その後は南関東クラシックを闘い、東京ダービー、羽田盃を制覇する活躍、さらにジャパンダートダービーでも2着に入るなど上位常連となり、古馬になっても浦和記念を優勝し、交流重賞でも人気を背負い活躍を続けていましたが、蹄の不安により昨年の3月以降は戦線を離れて、所属も古巣の田中厩舎へと戻り、先月の29日に門別で行われたロードカナロア・プレミアムで復帰戦を勝利で飾りました。

現在7歳ともう若くはないですが、まだ本来の走りではないという陣営のジャッジもあるため完全復活すれば再び地方交流重賞でJRA勢の前に立ちはだかるときがくるかもしれません。