【スプリンターズS予想2019】イベリス、上積み必至

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いよいよ秋のG1戦線の開幕を飾る「スプリンターズステークス」が29日、中山競馬場で行われます。出走予定に名を連ねていたグランアレグリアやステルヴィオの回避は残念ではありますが、高松宮記念の勝馬ミスターメロディーをはじめ、その高松宮記念・4着で巻き返しを狙うダノンスマッシュ、夏のサマースプリントを制したタワーオブロンドン、3歳馬ながらデビュー以来全て1200mを走り連対100%のディアンドルなど、混戦模様のスプリント路線にあって今後のスプリント路線で中心となるであろう素質馬が揃いました。

そんな中で今回注目しているのは、3歳牝馬のイベリスです。イベリスは、前走セントウルステークスで3着。勝ち馬のタワーオブロンドンからは少し離されましたが、2着のファンタジストとは0.1秒差と良い競馬をしております。

タワーオブロンドンとファンタジストはともに夏競馬を走っておりましたが、イベリスは約4か月の休み明けでした。レースでは上手く流れに乗り、ラストもそれなりに伸びてはいましたが、久々で馬体重プラス14kgも響いたのかもしれません。

成長分はあるでしょうし、今回は叩いての上澄みも見込めます。レース内容的にも、1,2着馬が比較的スムーズな競馬だったのに対して、イベリスは最後の直線でミスターメロディが内にふらついてくる不利を受けたため、抜け出すのが少し遅れてしまいました。不利がなければ上位との差は縮まっていた可能性は十分あったと言えるでしょう。となれば、上澄みが十分でスムーズな競馬さえできれば、最低でもセントウルステークスの上位馬とは好勝負になるだけの力は持っているはずです。

今回のスプリンターズステークスでは、本命候補のダノンスマッシュとセントウルで2着だったファンタジスト、そしてイベリスとロードカナロア産駒が3頭揃っております。先週神戸新聞杯を勝ったサートゥルナーリアもロードカナロア産駒ということで、種牡馬としての凄さが垣間見えます。イベリスは牝馬ですが、最強牝馬アーモンドアイの例を考えれば能力は牝馬にも色濃く受け継がれるでしょうし、大きな可能性を秘めていると言って良いでしょう。

ということで、今年のスプリンターズステークスは、大きな可能性を秘めたイベリスが名種牡馬ロードカナロアの後を継ぐスプリンターに成長することを期待して応援したいと思います。