【アイビスSD予想2020】直千適性も期待十分!実績馬イベリスここで復活なるか?

今週日曜新潟のメインレースは夏の風物詩といえる直千重賞・アイビスサマーダッシュです。

前走で2年半ぶりの勝利を挙げ、長いトンネルをようやく脱したラブカンプーは藤田菜七子騎手との新コンビや、昨年騎乗できなかった雪辱を晴らしたい鮫島騎手と連覇を狙うライオンボスのコンビも注目です

その他韋駄天Sでライオンボスと接戦を演じたジョーカナチャンや、同じレースで前がふさがる不利を受けての3着で、今回は巻き返しが期待されるダイメイプリンセスの参戦もあり、直千適性が高い馬、また実績馬も参戦で面白いメンバー構成となりそうです。

そんな中で今回注目したいのが、半姉にこのレースの勝ち馬ベルカントを持つロードカナロア産駒・イベリスです。

昨年のセントウルステークスでは3着に入っており今回のメンバー中でも実績は上位ですが、その後は二桁着順が続き、半年以上の休みを挟んでの参戦となりました。登録22頭ということで除外対象も4頭いますが、イベリスは幸い除外を気にせず仕上げられる優先順位となっています。

“夏は牝馬”の格言通りにラブカンプー、ジョーカナチャンは人気を背負いそうですが、大敗続きで休み明けと不安要素の多いイベリスは人気の盲点となりそうです。

また、1000mの直線競馬という特殊な条件故、1000mを経験していないイベリスは嫌われる可能性も高そうです。ただ、キャリア3勝のうち2勝は逃げてのもので、スタートの速さは全くない馬ではありません。昨年はアーリントンカップを逃げ切って勝利しており、G1のNHKマイルCでも逃げの手を打つ積極性を示しているように、スタートでアドバンテージを取れる位置まで出れればチャンスは十分あるでしょう。

騎乗する浜中騎手はスプリンターズステークス以来の騎乗となりますが、アーリントンカップの勝利や先述のセントウルSなど、イベリスの良い頃を知っている騎手でもあります。

昨年までは7年連続で1番人気が馬券に絡んでおり、コーナーもなく紛れが少ないコースの見た目通り大波乱は期待しづらいレースでもありますが、中穴から勝ち馬が馬券に絡んでくるケースも十分あります。

馬券妙味たっぷりなイベリスは今回が狙い目と見て、有力視したいと思います。