【マイルCS予想2018】3年連続3着内継続中の名手、記録更新が濃厚か?

先日行われたエリザベス女王杯では、モレイラ騎手騎乗のリスグラシューが測ったような差し切りでG1初勝利を飾りました。モレイラ騎手もこれがJRA初のG1勝利となっています。また、日曜の京都は1レースから11レースのエリザベス女王杯まで外国人騎手が勝利し、最終レースのドンカスターカップこそ藤岡佑介騎手が意地を見せた2~4着を外国人騎手が占めるといった象徴的な一日になりました。

今週のメインレース、秋のマイル王決定戦となるマイルチャンピオンシップもまたやはり外国人騎手を外しての馬券購入は考えにくいと思われます。注目は前走モレイラ騎手で毎日王冠を制覇したNHKマイルC勝ち馬でもあるアエロリット。牝馬限定戦より牡馬相手のほうが内容がよく牝馬ながらに1番人気となる可能性もあります。

そして今回はライアン・ムーア騎手がアエロリットに初騎乗となります。この時期に毎年来日しているというのもありますがこの6年連続で騎乗しており、特にここ3年間は馬券圏内を継続しておりいずれの馬でも人気を下回ることのない着順という相性の良さを誇ります。

過去10年で見ても、リピーターで馬券に絡んだ騎手はムーア騎手以外では武豊騎手、福永騎手の2名のみと、非常に難関なことが見て取れます。またこの3年ではデムーロ、ルメール両騎手が交互に馬券に絡んでおり、より外国人ジョッキートレンドの強いレースとも言えます。

今年の出走予定馬ではルメール騎手が安田記念勝ち馬のモズアスコット、兄M.デムーロ騎手が連覇を狙うペルシアンナイト、ビュイック騎手が毎日王冠2着から参戦の3歳馬ステルヴィオ、弟C.デムーロ騎手が富士ステークス勝ち馬ロジクライに騎乗といずれの馬が上位に来ても不思議ではない布陣となっており、今年も外国人騎手の騎乗馬から目が離せません。

日本人騎手の騎乗馬ではスワンステークスでモズアスコットを差し切ったロードクエストに横山騎手、昨年2着のエアスピネルに福永騎手といったところが人気の一角となりそうです。混戦模様と形容するのが適当ではありますが、4年連続馬券圏内という偉業を目指すムーア騎手とアエロリットのコンビに今回は注目をしたいです。