川崎競馬の瀧川寿希也騎手、引退

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川崎競馬・田邊陽一厩舎に所属する瀧川寿希也騎手(23)が、16日付で引退したことが明らかになった。19日、神奈川県川崎競馬組合が川崎競馬の公式ホームページで発表した。

瀧川騎手は2013年4月15日の川崎1Rでデビューすると、同日の4Rで初勝利を達成し、早くから注目を集めていた。昨年度は172勝、うち川崎競馬では83勝をあげてリーディングジョッキーにも輝いた。

その後も活躍を続け、昨年のローレル賞や東京2歳優駿牝馬競走をアークヴィグラスで制し、昨年の平和賞や今年の雲取賞などをヒカリオーソで制すなど、準重賞・重賞戦線で活躍した。

しかし、自身のツイッターアカウントにて、安楽死処分となった競走馬のシャケトラおよび同馬が出走予定であった天皇賞春に対する誹謗中傷ともとれる書き込みや、園田競馬が中止となったことへの不服、トラックドライバーと騎手を比較された際にトラックのドライバーへの職業差別と思われる発言をし、SNSにおける多くの問題発言でしばしば注目を集めていた。

今年5月にはSNSにおいて事実や法令を無視した発言等を繰り返し、競馬の信用を失墜させたとして騎乗停止処分が科せられ、3月28日の浦和競馬での騎乗以降はレースに騎乗していなかった。そして今月16日、瀧川騎手は自身のツイッターアカウントにて騎手免許取り消しの申請が受理されたことを報告し、そのまま引退となった。

地方競馬の通算成績は5177戦501勝、JRAは通算18戦0勝。なお、騎手引退後の予定については明らかにされていない。

参考:川崎競馬