【注目新馬】ヒメノカリス、G1馬の兄を越えられるか

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先日の札幌記念はブラストワンピースが有馬記念ぶりに勝利し、凱旋門賞へ向けた最高のステップとなりました。また、同日のメイクデビュー札幌では父がオルフェーヴルにかわった半妹ホウオウピースフルがデビュー戦勝利をかざりました。

この日は兄妹ともに川田騎手が騎乗、ともに勝利したことでこの血統は川田騎手という流れが形成されるかもしれません。何はともあれG1馬の弟、妹のデビュー戦は勝って当たり前、問題はどこまで出世するかというほどのハードルを課されることも珍しくないため、ホウオウピースフルはまず最初の関門を突破したことで次以降もさらなる注目が集まることでしょう。

そんなデビュー予定のG1馬の妹で注目したいのが栗東、池江厩舎所属の「ヒメノカリス」です。POG雑誌などでも注目を集めていたヒメノカリスは全兄に皐月賞馬アルアインのいる良血。ギャロップ誌によれば、春先に416kg前後だった馬体重も現在は440kg前後まで成長しており経過は順調な模様。

アルアインもデビューは2歳の10月末と最近の傾向からすると遅めのデビューでしたが、妹もそれに倣ってかデビューは秋の後半あたりとされています。

アルアインは毎日杯勝利から皐月賞出走権を得ましたが、はたしてホウオウピースフルも同じくクラシック路線に乗れるのか、名門池江厩舎も最近はミッキークイーンのオークス勝利以降、牝馬クラシックはご無沙汰となているため期待したいところでしょう。