【加付式“連番の法則”】秋華賞など先週の回顧・検証

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秋のGⅠレース再開となった先週は、障害レースと併せて3重賞が行われた。まず土曜に東京競馬場でエリザベス女王杯の優先出走権のかかった「第69回 府中牝馬ステークス(GⅡ)」が行われ、翌日曜に同じく東京で「第23回 東京ハイジャンプ(J・GⅡ)」、そして3歳牝馬の3冠最終戦「第26回 秋華賞(GⅠ)」が今年は阪神競馬場で行われた。

秋華賞では、前走に古馬との重賞「札幌記念(GⅡ)」を快勝し、1番人気に推された桜花賞馬ソダシが、いつも通り先行したが最後の直線で伸びを欠き10着に沈んだ。さらに終始後方でレースを進めたオークス馬ユーバーレーベンも直線伸び悩み13着、とクラシックホース2頭が共に大敗という結末。勝ったのは春の2冠で4着、2着と涙を飲んだ4番人気アカイトリノムスメ(戸崎騎手)で、父ディープインパクト、母アパパネ、母父キングカメハメハという超良血がラスト1冠でついに頂点の座を掴んだ。管理する国枝調教師は、アパパネ、アーモンドアイに次いで秋華賞3勝目となった。

土曜の府中牝馬Sでは4番人気シャドウディーヴァ(福永騎手)が重賞初制覇で、エリザベス女王杯への優先出走権を手にした。そして、2着アンドラステ(5番人気)と3着マルターズディオサ(8番人気)の「同番」組み合わせが好配当演出の連番の法則決着となった。また、復権を目指して東京ハイジャンプに登場したオジュウチョウサンで注目を集めた東京ハイジャンプでは、東京巧者の6番人気ラヴアンドポップ(五十嵐騎手)が重賞連勝を決めた。1番人気に推されたオジュウチョウサンは直線伸びきれず3着に終わり、2着ホッコーメヴィウスとの「一組連番」決着となった。

先週一週間の主なニュース

クリソベリル引退
19年のチャンピオンズカップをはじめGⅠ4勝を挙げた同馬が、喘鳴症のため引退。社台SSで種牡馬入りすることになった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

10月16日
-東京阪神新潟合計出現率(%)
ALL連番1(1)0125.6
一組連番5(1)441336.1
同番331719.4
合計976--
出現率(%)75.058.350.0--
10月17日
-東京阪神新潟合計出現率(%)
ALL連番1(1)0012.8
一組連番4(1)3(1)8(4)1541.7
同番01125.6
合計549--
出現率(%)41.733.375.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週も東京・阪神・新潟での2日間、計72レースで「一組連番」が計28レース、「ALL連番」が計3レース、「同番」が計9レースという内訳。前週に圧倒的出現率を占めた「一組連番」が通常より若干低めに下がり、「ALL連番」も少なめ。「同番」が土曜を中心に「復活」と言って良い週となった。配当的には100万超は2週連続無しに終わり、10万超99万未満も通算7回、と減少。場別出現率も「33.3%~75.0%」と振れ幅大きく、全体的には「やや低調週」といった印象であった。

前週、法則出現率を押し上げた「一組連番」が、日曜新潟を除いて1日の半数以下と出現率低下。10万超99万未満の高額決着も日曜阪神では0回、その他各場でも1日1回の計5回のみ。的中、高配当ともに手にするのが難しい週であったと言える。ただ日曜新潟では1日8回、「同枠・一組連番」も半数の4回あったので、先週唯一「推奨馬券術で的中し易かった」のではなかったか。冒頭の障害重賞「東京ハイジャンプ」でも、オジュウチョウサンが3着、つまりお勧めの1番人気3着付け「一組連番」で3連単は6.4万。出現数減少週となったが通常高確率の組み合わせだけに、すぐに復活週も訪れるはず。常に「人気薄隣番」を抑え続けることが肝心である。

2週連続不発となっていた「同番」が、3週ぶりの復活週となった。特に土曜は東京・阪神で各3回などマルチ出現し、3場で7回と大量出現。10万超99万未満の高額も土日各1回ずつ出現し、土曜は冒頭の東京メイン重賞「府中牝馬S」から。2着の推奨末人気アンドラステとの「同番」が3着に入り3連複2.6万、3連単15万の高配当をもたらした。日曜には出現各1回ずつの阪神・新潟でともに1番人気3着付け「同番」が好配当を演出。阪神5Rでは3連複2.6万、3連単29万、新潟5Rでも10万超には届かなかったが3連複0.9万、3連単6.9万配当に。前2週のような不発週もあるが、平均的に好調維持している「同番」。次週以降も狙い続けてほしい。

少額投資の代表格で最もお勧めの「ALL連番」だが、先週も計3回と不調に終わった。唯一、土日とも出現した東京では出現はともに同枠2頭絡み。「同番」と反対に低出現が多くなっている「ALL連番」だが、いつ大量出現してもおかしくはない。同枠2頭絡みを活用し、3連複100円、200円でも少額「ALL連番」の抑えだけは大事にしたい。

「万馬券の宝庫・最終R」は、土日6回のうち法則決着は4回。土曜東京は、3番人気1着、2番人気3着の「一組連番」から3連複3.3万、3連単28万、日曜新潟では、1番人気2着との「一組連番」3着から3連複1.1万、3連単10万の高額配当となった。前週「回数的には法則復活の兆し」と記した「最終R」。次週以降も引き続き「高配当狙いで思い切って『法則買い』」で攻め続けよう。