【川崎記念2020予想】地方馬、9年ぶりの勝利なるか?

地方交流重賞といえばJRA勢圧倒のイメージが平成にはありましたが、令和2年になってもやはり傾向はかわらないのか。今週水曜日、川崎競馬場のメインレース・川崎記念が試金石と言えるレースになりそうです。

過去10年のデータを見ても、地方馬の勝利は2011年のフリオーソのみ。それ以降、地方からは連対もままならないといった現状を打破できる馬は残されているでしょうか?そんな中で注目したいのが、明け4歳となったヒカリオーソとミューチャリーです。

昨年の東京ダービーを制したヒカリオーソは、ジャパンダートダービーでは逃げて5着に食い込み、その後は戸塚記念を勝利し、報知オールスターカップでも3着に粘るなど、これまで川崎では7戦して【2-1-2-2】と地元との好相性ぶりを発揮しており、G1で巻き返しをはかります。

また、ミューチャリーはジャパンダートダービーでヒカリオーソを上回る3着と健闘し、その後は中央の菊花賞トライアルのセントライト記念へ挑戦するも芝はあわなかったか12着惨敗するも、前走のスターバーストカップでは1番人気での勝利を得て勢いがある状態で参戦してきます。

対する中央勢は昨年のJBCクラシック勝ち馬チュウワウィザード、古豪ケイティブレイブが大将格として、新興勢力からアナザートゥルース、デルマルーヴルが参戦してきますが、ホッコータルマエが3連覇したころよりは混戦ムードのメンバー構成のため、今年は9年ぶりの地方馬戴冠までありうる年ではないでしょうか。

来月には中央でフェブラリーステークスがあり充電期間とも言えるこの時期だけに、拮抗した面白いカードとなりました。今週は週中からG1ということで、ぜひご注目ください。