コリアカップ連覇のロンドンタウン、種牡馬として奮闘中

2017年の佐賀記念、エルムSのほか、2017年、2018年と韓国G1のコリアカップを連覇するなど、幅広い活躍を見せたロンドンタウンですが、引退後はひだか町の岡田牧場で種牡馬入りしており、種付けする際は馬運車で10分ほどの場所にあるアロースタッドに通勤しながら種牡馬生活を送っています。

2014年のサマーセールで落札され、デビューしてからはレースを使いつつ馬が良くなっていく晩成タイプとして長くダート界を牽引した1頭といえるのではないでしょうか。

今年から国際G3扱いとなった韓国G1のコリアカップですが、2017年にはクリソライトを相手に4馬身差をつける圧勝、さらに翌年は2着のドルコンに2秒6差をつけてまたも圧勝で連覇を達成しており、父カネヒキリの現役時代を彷彿とさせるド派手な勝利が今も印象に残っているファンは多いのではないでしょうか。

現在の種付け料は受胎条件で40万円、出生条件で50万円となっており、貴重なカネヒキリの後継種牡馬として2021年は4頭、今年は5頭と少ないながら種付けを続けています。

所属する岡田牧場には、シュウジやポアゾンブラックなどが、ロンドンタウンと同じく通勤生活を送りつつ種牡馬を続けています。

いずれも産駒数は少なく、良血馬が続々と種牡馬入りする時代の中、前途洋々とはいかないかもしれませんが、長い目で応援したい種牡馬たちですね。