【JRA】種牡馬モーリス、産駒のJRA年間100勝を達成

11月26日の東京3レースで美浦・国枝厩舎所属のアップトゥミーが1着となり、同馬の父モーリスにとって自身初の産駒のJRA年間100勝を達成しました。

モーリス自身も早くから期待されたものの大成したのは古馬になってからで、またその父スクリーンヒーローも晩成の印象もあるだけに、2歳戦も含めて活躍を見せているのは、生産者にとってはうれしい誤算ともいえそうです。

今年の産駒年間100勝を達成している種牡馬はモーリス以外ではロードカナロア、ディープインパクト、キズナ、ドゥラメンテ、ハーツクライのみということで今年6頭目のJRA産駒年間100勝となりました。

今年は開幕初日となる1月5日にハコダテブショウが幸先よく逃げ切りで初勝利を挙げて以降はコンスタントに勝ち星を積み重ね、内訳をみると芝67勝、ダート32勝、障害1勝となっており、重賞ではエリザベス女王杯のジェラルディーナ、金鯱賞、札幌記念を制したジャックドールなど6勝となっています。

また、モーリスはオーストラリアでシャトル供用もされており、今月中旬に帰国し、来年の日本での種付けシーズンに備える予定となっています。

ダートで32勝を挙げているのは、生産者サイドとしても、繁殖牝馬を選ぶうえで選択肢が広がる結果ともいえ、今後はダート重賞でも活躍する産駒が出てくることを期待して来年誕生する産駒も楽しみにしたいですね。