マイルチャンピオンシップ（2022）出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析！

秋のマイル王を決定するG1「マイルCS」が阪神競馬場でいよいよ開催されます。中距離路線組とマイル・スプリント路線組が絡み合うため、各馬の評価が難しい難解な一戦です。ということで、今回は過去10年間のデータをもとにマイルチャンピオンシップのレース傾向を探っていきたいと思います。

■堅実決着傾向強め

人気は「4番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数は「3番人気」、3着内の回数は「1番人気」と「3番人気」が最多となっています。「1・3番人気」は2勝ずつと上位人気の勝率自体はやや低めではあるものの、勝ち馬10頭中8頭が「4番人気以内」となっており、勝ち馬が大きく荒れることもありません。下位人気を見ますと「10番人気以下」は3着内が0回となっており、大穴は全く絡んでいません。「6～9番人気」が連対数こそ1回のみですが、3着は4回と多く、このあたりの中穴人気馬が注意しておきたいゾーンと言えるでしょう。

3連単で10万馬券以上だった年は1回のみ。上位人気馬は勝率自体は低めも、複勝率は高く崩れることは少ないです。穴馬の好走率の低さも相まって、堅実決着傾向が強くなっています。昨年は1・2番人気が連対、一昨年は1・3番人気が連対と近2年はとくに堅実に決まっています。無理な穴狙いは避けた方が賢明でしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■枠はフラットな傾向、脚質は「差し」が好成績

コースは阪神競馬場の芝1600mを使用。例年京都の芝1600mで行われていますが、今年は京都競馬場の改修工事の影響で、阪神コースでの開催となります。「枠」と「脚質」についてはコースに依存するところも大きいデータとなるため、今年は傾向が当てはまりにくいところがある点をあらかじめご注意ください。（阪神・芝1600mの傾向はこちら）

枠は「8枠」が最多の3勝を挙げており、連対数は「4枠」が最多、3着内の回数は「2枠」と「4枠」が最多となっています。内外の有利不利は少なめで、どの枠からもまんべんなく好走馬が出ています。極端な傾向は見られませんので、枠についてはフラットな目線で予想したいと思います。

脚質は「差し」が最多の7勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「追い込み」も決まっており、「差し・追い込み」が好走傾向にあります。この時期の阪神は開催終盤で外差しが強い馬場になりやすく、例年差しがよく決まっている印象があり、データでもその傾向が見て取れます。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目。

■「4歳」が好成績

年齢は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「4歳」に注目です。性別は8勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は「栗東」が6勝を挙げており、関西馬が優勢です。

■前走レースが「富士S」だった馬に注目

前走レースは、4つのレースが2勝を挙げており様々なレースが好走していますが、中でも「富士S」は連対数と3着内の回数も最多となっており、参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は、3着内に入着した30頭中22頭が前走で「3着内」に好走した馬でした。前走で馬券圏内に入着した馬はここでも馬券に絡む可能性が高そうです。また、前走が「10着以下」だった馬は3着内が0回となっています。前走で二桁着順に敗れた馬は、割り引いて考えてよいでしょう。

■騎手は「C.ルメール」と「武豊」に注目

騎手は2勝ずつを挙げている「C.ルメール」と「武豊」の2名の騎手に注目です。