【JRA】天皇賞・春を〝無人〟で2着に好走したシルヴァーソニック、D.レーン騎手でステイヤーズSへ

5月1日の天皇賞・春後、左前脚副管骨の骨膜が判明し同29日の目黒記念を回避していたシルヴァーソニック(牡6、池江泰寿厩舎)が、12月3日に中山競馬場で行われるステイヤーズS(G2、芝3200m)へ向かうことが明らかになった。なお、鞍上はもともと短期免許で来日している英国の女性ジョッキー・H.ドイル騎手を予定していたが、D.レーン騎手に変更となった。17日、社台レースホースが発表した。

シルヴァーソニックは、5月1日に阪神競馬場で行われた天皇賞・春(G1、芝3200m)でスタート直後につまずき、鞍上の川田騎手が落馬し競走中止となった。競走中止とはなったものの、鞍上のいない〝無人〟のまま最内を通って2着でゴールした内容は、立派な判断材料にはなるだろう。

その後は左前脚の骨膜で予定していた目黒記念を回避し、復帰戦として予定していた11月6日のアルゼンチン共和国杯へ向けて9月末に栗東トレセンに帰厩。時計を出して順調に調整を進めていた。

しかしアルゼンチン共和国杯は抽選で除外となり出走が叶わず、秋の名物長距離G2・ステイヤーズSへ矛先を向けてきたという経緯だ。決してスムーズな臨戦過程とは言えないが、満を持しての参戦となるここで重賞初制覇を果たせるかに注目だ。