降着なしでも騎乗停止。

審議のシステムが変わってしばらく経ったが、今までは馬券の対象圏の馬だけでなく全ての馬が進路妨害などを受けたら即審議だったが、現在は馬券の対象になりうる馬だけが審議の対象になっている。その為、失格が実質なくなってしまった。かなり大甘裁定である。しかし、10着馬の進路を妨害したとき降着にはならなくとも騎乗停止にはなる。今までなら、11着に降着になるケース。審議と言うのも競馬の醍醐味の一つ。

外れ馬券と思われたものが、審議により的中馬券になるケースが多々あった。それと同様に的中馬券が外れ馬券に変わったケースも多々あった。敢えて審議のシステムを変える必要はあったのか?軸馬がどんなに妨害を受けても上位入線しないと審議にはならない。ここが競馬を面白くなくしてしまっている。以前のシステムの方が私的見解ではあるが公明正大だった。今の審議システムには首を傾げたくなる。10着も2着も進路妨害を受けたのには変わりない。結局降着は殆どなくなったが、騎手は騎乗停止になる。

何とも理解しがたい話だが、これが今のシステム。これ以上一般競馬ファンが騒いでも頭の固いJRAは聞き流すだけ。実に都合のよい話。JRAの所轄官庁は農林水産省。お上が頭が固い以上もうこのままのスタイルを受け入れるしかない。