【メイS予想2017】プロフェット、頼もしい父・母の血の後押し

古馬のオープン。重賞でもなくしかもハンデ戦。普通なら出世レースとは考えにくいが、過去にはG1馬も輩出しているレース。それが今週20日の東京競馬場で開催されるメイステークスです。

そのG1馬というのが2014年のこのレースでアロマカフェ、ダコールを退けて一番人気で勝利したスピルバーグです。後の天皇賞(秋)ではジェンティルドンナ、イスラボニータなど強い馬を破って見事G1を勝利しました。今年はそのレベルに達するような馬が果たして現れるでしょうか?

わたしが今回注目しているのはプロフェット(牡4 栗東・池江厩舎)。3歳時には京成杯を制し皐月賞、ダービーにも参戦している素質馬で、古馬相手になってからの戦績では今年2月の白富士Sでの3着があります。同じ東京コースということで、今回も上位人気は予想されます。

さらに注目すべきが血統です。ペルシアンナイトの皐月賞2着で期待感高まる父ハービンジャー。鳴り物入りで日本にスタッドインしたものの、思ったほどの産駒がこれまで出てきていませんでしたが今年に入って勢いがついてきました。またプロフェットの母の父も東京巧者のタニノギムレット。父・母ともに血の後押しを受けての参戦になります。

東京コースは勝ち星こそないものの、まだ2戦しか経験がないためコース適性云々はもう少し走ってもらわないと判断しにくい面もありますが、アストラエンブレム、ナスノセイカン、ヒストリカル、マイネルラフレシアなど、人気を形成する馬が今回は複数いるので、人気の盲点になる可能性もあります。ぜひ覚えておいてほしい1頭です。