11頭立て、小頭数でも難解な信夫山特別

どうしても芝の2600Mの一戦となると、なかなかフルゲートにならない事が多い。このクラスレースの出走馬を見てもらえばわかるが、距離が長くなるほど、登録馬が少なくなってくる。逆に距離が短くなると登録馬が多くなる。今は、ステイヤー血統は流行りではないので仕方がない。リアルシャダイの様な長距離馬生産マシーンの様な種牡馬は今はいない。基本的に中距離血統が主流となっている。

その為、信夫山特別のような、芝の2600Mという、コース設定は距離が持たない馬が多い。いくら小回りの福島コースといえども、ごまかしにも限界がある。まして、この距離はスローペース必至。この距離でハイペースになる事はまず考えられない。競り合って前が飛ばさない限り、ハイペースにはならない。登録馬11頭のうちなんと4頭がバリバリのダートホース。そうなると純粋の芝馬が7頭。なんだが、頭数合わせの為に出てきたのか?芝で新味を見出そうという狙いなのか?枠番が決まってもこのレースはかなり難解。

このレースの明暗を分けるのはダート馬の取捨選択。実は芝適正が抜群でしたという馬がいても何らおかしくない。そうなると馬券は荒れる。芝馬7頭から絞って買うか?ダート馬・4頭も入れて考えるか?非常に面白いレースになりそうだが、如何せん難解なレース。このレースの勝利の方程式は解くのが非常に難しい。