【バーデンバーデンカップ予想2020】勢いに乗る横山武史騎手、3連勝でオープン入りなるか?

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昨年リオンリオンでダービー初騎乗を果たした横山武史騎手ですが、あくまで父・横山典弘の代打騎乗といった形での参戦でした。そこから一年で経験を積み、今年は自力で権利を勝ち取った馬でのG1参戦が見込まれています。NHKマイルカップにはウイングレイテスト、オークスにはウインマリリンと、ともにトライアルで権利を得た競走馬です。冠ウインといえば最近では松岡騎手とのウインブライトが印象深いですが、若武者とのコンビでG1制覇なるかも注目したいところです。

そんな横山武史騎手に短距離での有力なパートナーとなりうるのが、今週日曜福島のメインレースに組まれている3勝クラスの特別戦、バーデンバーデンカップに登録のあるキルロードです。

父はロードカナロア、母の父はサクラバクシンオーと短距離適性を期待しての配合と思われますが、デビューからしばらくは芝のマイルから中距離を走り、ダートマイルに転向して初戦で初勝利を挙げてからはダートマイルを主戦場としてきました。その後、昨年6月に逃げて2着に粘ったあと9ヶ月の長期休養をあて、今年の復帰初戦で芝の1200mを選択し、ながらく苦戦してきた1勝クラスを突破しました。

続く2勝クラスも同じ芝1200mの短距離路線を選択すると逃げ切りで勝利しており、改めて短距離適性の高さを示しています。

昨年は絡まれると脆い一面も見せているだけに、3勝クラスとなり格が上がる今回は楽にハナが切れるかどうかがカギとなりそうですが、勢いのある横山騎手で連勝中ということもあり3連勝にも大きく期待がかかります。

3勝2着6回という戦績からも取りこぼしが多い馬ではありますが、良馬場・重馬場ともにここ2戦でこなせているのは頼もしいところです。

ここで勝てればサマースプリント参戦も視野に入れるなど、選択肢は幅広く組めるだけに横山騎手とのコンビでどこまで連勝を伸ばせるのか注目ですね。