【有馬記念2017予想】狙い目は人気の盲点となる“あの馬”!

世界一馬券が売れるレースとしても有名な「有馬記念」。冬のボーナスが出る時期ですし、年末の祭典ということで浮かれ気分も相まって宝くじ感覚で買われる方も多く、日本の代表的なお祭り的なレースとも言えるでしょう。

今年は1年の漢字に選ばれた「北」という字の理由の一つでもあるキタサンブラックが引退するレースということで、馬券もかなり売れるのではないでしょうか。かつて競馬業界を大いに盛り上げた名馬・ディープインパクトやオルフェーヴルは有馬記念を勝って引退レースに花を飾っておりますが、芝のG1・7勝のタイ記録を狙うキタサンブラックは果たしてどの様な結果になるのか?多くの人々の注目が集まります。

キタサンブラックを負かすのは今回人気の盲点となる“あの馬”・・・?!

やはり最後はキタサンブラックが有終の美を飾って盛大に引退!・・・と言いたいところですが、今回の本命の最有力候補はサトノクラウンです。

前走のジャパンカップでは10着と大きく順位を落としてしまったサトノクラウン。スタートは出負けして後方からの競馬で進め、3~4コーナーでも外をまわって直線で押し出されるも手応えは悪く、最後は無理に追わずに10着という見せ場の無い内容でした。出し切っておりませんので決して力負けしたわけではありませんが、道悪の天皇賞秋の反動などがあったのかなど、状態面に不安が残るレースとなりました。

しかし、宝塚記念ではキタサンブラックを破っているようにポテンシャルは相当高い馬です。昨年は天皇賞秋で14着に敗れたあとに香港ヴァーズと京都記念を連勝。さらに一昨年も天皇賞秋を17着に敗れたあとに京都記念を勝利するなど、大敗後に人気の盲点の時に好走することが多い馬でもあります。今回はジャパンカップの大敗で人気を落とすでしょうから、絶好の狙い目となりそうな予感です。

キタサンブラックにマークが集中することは明らかですし、キタサンブラック陣営にとってもその包囲網をいかに潜り抜けるかが最大の焦点になっております。しかし、だからこそサトノクラウンにとっては比較的楽な競馬が出来るでしょうし、前走の大敗で人気が落ちることで気楽な立場で競馬もできそうです。

中山の直線は短いですが、サトノクラウンの瞬発力があれば直線一気も十分可能。キタサンブラックがペースをスローに落とす事は考えにくいですし、ハナを切るなら平均ペース以上で流れるでしょう。そうなるとサトノクラウンに取っては理想的な展開となる可能性も高いです。キタサンブラックは確かに強いですが、天皇賞秋ではクビ差まで詰め寄りましたし、今回もキタサンブラックを意識した乗り方をしてくれればチャンスは生まれてくるでしょう。

前走の負けは度外視し、今回ライバルの引退レースでライバルを破り、サトノクラウンがG1・3勝目を果たしてくれることに期待して年末の大勝負に挑みたいと思います。