【毎日杯2020予想】若武者岩田、厩舎の期待に応えられるか?

昨年は菊花賞5着で牝馬ながら見せ場を作ったメロディーレーンですが、今年は岩田望来騎手とのコンビを継続しています。穴馬というよりも人気の一角というオッズで推移しており、結果的に馬券になれていない現状に物足りなさを感じてしまうというのは否めないところではないでしょうか。

ただ、“長距離は騎手”とも言うように、鞍上の経験値がモノを言う距離というのもあるかもしれません。反面、若いうちから駆け引きの必要なレースで人気を背負っていくというのは陣営にとっては忍耐の必要なシーンかもしれませんが、騎手にとっては貴重な経験を得られるチャンスと言えるでしょう。

そんな岩田望来騎手にとって千載一遇のビッグチャンスとなりそうなのが、毎日杯に登録しているストーンリッジとのコンビです。皐月賞のトライアルではありませんが、ここで賞金加算に成功すればクラシック出走も狙える重賞です。母は産駒の打率も高いクロウキャニオン、父がディープインパクトと、カミノタサハラなど活躍馬が多くいる血統背景です。

前走のきさらぎ賞ではシュタルケ騎手騎乗で2番手追走から抜け出しを図ったものの、コルテジアの大駆けもあり2着敗退となりました。重賞2着馬ですが未だ1勝で、収得賞金1150万円は皐月賞、ダービーに向けて余裕があるとは言えないため、今回は最低2着以内が課題となりそうです。

これまでにデットーリ、シュタルケ騎手が騎乗というローテーションからも厩舎の期待の高さは伺え、オーナーは金子真人HDということでクラシックとの相性にも期待がかかります。

きさらぎ賞3着のアルジャンナの参戦もあり、お互い乗り替わりでの再戦となりますが、前走で先着したアルジャンナに負けるようだと「やはり外国人騎手か」と判断をくだされる可能性もあるだけに、ここはできれば勝利して皐月賞出走に向けて盤石のレースを期待したいところです。