トーセンバジル、球節を痛め安楽死

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今年7月に、日本からオーストラリアに移籍したトーセンバジル(牡6、豪・D.ウィアー厩舎)が、パドックでの事故により球節を痛め、すぐに獣医診療所へ向かうも、診断後に安楽死となった。現地メディアのRacing.comが20日、伝えた。

オーナーの1人であるオジー・ケアール氏は「(もう1人のオーナーである)ロン・ユー氏を含む我々オーナーシップは、この出来事をとても悲しんでおります。G1のアンダーウッドSの僅差の2着後、トーセンバジルのベストをオーストラリアで経験することができず、残念です。彼は間違いなくダレン・ウィアー厩舎で存在感を感じさせた馬でした。」と語った。

トーセンバジルは2014年6月にデビューし、2015年の神戸新聞杯で3着、2017年の阪神大賞典で3着、同年の京都大賞典で2着、同年の香港ヴァーズで3着に健闘するなど、重賞制覇こそ果たせなかったものの、国内外の中距離路線で活躍した。

今年7月にオーストラリアのダレン・ウィアー厩舎へ移籍し、9月にコーフィールド競馬場で行われたG1のアンダーウッドSでは最低人気ながら僅差の2着に好走するなど海外へ移籍後も活躍した。

トーセンバジルは父ハービンジャー、母ケアレスウィスパー、母父フジキセキという血統。通算成績は移籍後のレースも含めて24戦5勝。トーセンバジル号のご冥福をお祈りします。