【JRA】ヴェラアズールが屈腱炎で引退、種牡馬入り

11月26日に東京競馬場で開催されたジャパンC(G1、芝2400m)で7着だったヴェラアズール(牡6、渡辺薫彦厩舎)が、屈腱炎を発症したため現役を引退することが明らかになった。6日、同馬を所有するキャロットファームが公式ホームページで発表した。今後は北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬入りする予定となっている。

ヴェラアズールは2020年3月にデビュー。オープン入りまで時間がかかり苦戦していたが、2022年のジューンSを快勝すると、続く重賞初挑戦となる京都大賞典を見事快勝し、重賞初制覇を達成。続くジャパンCでもシャフリヤールやダノンベルーガといった並み居る強豪を降して3連勝でG1初制覇を果たした。

連覇がかかった前走のジャパンCでは後方で構えて内を着いてくるも、7着にとどまった。レース後に左前脚のつなぎの部分に屈腱炎が判明し、復帰まで最低でも1年ほど期間を要するという診断がくだされたことから、ここでの引退が決定した。

ヴェラアズールは父エイシンフラッシュ、母ヴェラブランカ、母父クロフネという血統。通算成績は27戦6勝。ヴェラアズール号、お疲れさまでした。