世界最高峰のレース!凱旋門賞2023

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毎年10月にフランスのパリロンシャン競馬場で開催される『凱旋門賞』。ヨーロッパ内のみならず、世界中の競馬関係者が勝利を夢見る、最高峰のレースとしても知られています。今年は日本からも3頭の競走馬の登録がされたこともあり注目を集めています。

最近では海外のレースでもオンラインで観戦できるようになりました。ライブカジノハウスを楽しみながらレースを見守るファンも増えていると言われています。ここでは世界最高峰とされる凱旋門賞についてみていきたいと思います。

凱旋門賞とは

凱旋門賞(Prix de l'Arc de Triomphe)は、フランスのパリロンシャン競馬場で毎年10月の第1日曜日に開催される競馬のG1レースです。日本と同じく、競馬は特別法に基づいて施行され運営することが許されているフランスでは、平地競争・障害競走において年間37のG1レースが行われています。なかでも凱旋門賞はヨーロッパ最大のレースのひとつとされており、また、ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤に開催されることもあって、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会する中長距離のヨーロッパチャンピオン決定戦としても知られています。ヨーロッパのみならず、世界中の競馬関係者が憧れ、勝利を目標とする世界最高峰のレースだけに、1960年代後半からは日本からも国内で最上級の活躍をした競走馬がしばしば参戦しています。

創設以来、2400メートルで行われており、出走資格は3歳以上の牡馬・牝馬とされ、生殖能力のない騙馬の出走は認められていません。

歴史

フランスでは、19世紀半ばに3歳馬のための国際的なクラシック競走として『パリ大賞』が創設され、国外からも一流馬を集めて成功していました。これにならい、古馬のための大競走が企画され、第一次世界大戦終戦直後の1920年に創設されました。これが凱旋門賞のはじまりとされています。しかし、はじめの30年間は国外からの一流馬の参戦がなく、創設の目的を果たせませんでしたが、1949年に大幅な賞金増によって世界一の高額賞金競走となると徐々に注目を集めるようになり、国際的なレースとして知られていくこととなります。1986年にはイギリス、フランス、アイルランドや日本、南米からもクラシックホースが集まるようになり、世界最高峰のレースとしての地位を確立していきます。

日本からの参戦

日本から凱旋門賞に競走馬が初挑戦したのは、1969年のことでした。当時、天皇賞馬だったスピードシンボリが出走したものの、結果は着外。外国と日本のレベルの違いを見せつけられた敗北でした。しかし1999年、4頭目の挑戦となったエルコンドルパサーは、凱旋門賞ではモンジューから半馬身差の2着という結果を残し、日本の競馬界に希望をもたらしました。2006年には中央競馬クラシック三冠馬ディープインパクトが遠征し、初の栄冠を期待されましたが、レースでは3位入線という形で敗れただけでなく、さらに禁止薬物に関する違反により失格という残念な結果に終わりました。凱旋門賞のコースは、フォルスストレートを除く実際の直線は東京競馬場とほぼ同じですが、道中10mの高低差は中山競馬場のほぼ倍にあたると言われています。日本調教馬が同レースで苦戦するのは、日本と性質の違う馬場、過酷な斤量、密集した馬群、高低差などが挙げられています。それでも世界最高峰での勝利を目指し、日本からの挑戦は続きます。5月には今年の凱旋門賞に、サリエラ、スルーセブンシーズ、ドゥラエレーデの3頭の出馬が予定されていることが発表されました。 2023年6月22日の時点では、エースインパクトが1番人気、オーギュストロダンが2番人気と言われていますが、そこに日本の競走馬たちがどう食い込んでいくのか、今から熱い闘いが待ちきれません!

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