【凱旋門賞2020予想】武豊×ジャパン、得意舞台で巻き返し狙う

競馬界はいよいよG1を楽しめるシーズンに。国内ではスプリンターズS、フランスでは世界最高峰の中長距離最強馬決定戦として知られる凱旋門賞が開催される。

とくに凱旋門賞は2017〜18年に凱旋門賞を連覇したエネイブル、日本からはディアドラが参戦、日本生産馬のジャパンに武豊騎手が騎乗ということで見どころの多い一戦となっている。

悲願の日本調教馬Vを期待してディアドラの応援をするのは当然だが、日本調教ではないが日本産馬で日本の国名が馬名になっており、日本が誇る名騎手の武豊騎手が騎乗となれば応援しないわけにはいかないだろう。

前走のG1愛チャンピオンSでは勝ち馬マジカルから6馬身半差の5着に敗れたが、7月のエクリプスSでは2着エネイブルときわどい勝負でアタマ差の3着に食い込んており、レベルの高い走りを披露している。

昨年の凱旋門賞は雨の影響で重馬場での開催となったが、タフな馬場の中でも外から追い込んで4着に好走している。今年もフランス・パリは週中~レース当日まで天気予報は曇り、または雨となっており、悪天候が続いている。良馬場よりもタフな馬場の方が得意なタイプで、昨年のような馬場になれば同馬にとってはプラスだろう。

また、昨年は重馬場の凱旋門賞で4着、同コースのパリ大賞典を稍重で勝っているように、パリロンシャン競馬場の2400mでは高いパフォーマンスを見せている。左回りの愛・レパーズタウン競馬場から、得意の右回りのパリロンシャン競馬場へ替わる点もプラスと言っていいだろう。

伏兵的な立場での参戦となりそうだが、過去の傾向的に波乱も少なくないレースなだけに、狙ってみても良い1頭であると感じる。