馬主と調教師の力関係

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競走馬のローテーションは基本的に調教師にお任せ。勿論、調教師から馬主に対して、このローテーションでどうですか?と確認はあるが、ほとんどの場合は異論はないので、そのローテーションで挑む。しかし馬主の中には、なんでそんなローテーションなんだ!!と怒る人もいる。もっと賞金を稼げるローテーションじゃなきゃダメだと言い放つ。こうなると調教師は、ローテーションを見直さなければいけない。馬主の方が立場が上なのだ。

今から20年くらい前にこんな事があった。これは有名な話なので、ご存じの方も多いと思う。あるマイル路線でGⅠ勝利もある一流牝馬のローテーションで、馬主と調教師が揉め、そのGⅠ馬は転厩となった。またその馬主はいい馬をこの調教師に預けていたが、全ての馬が転厩となった。勝負の世界とはこんなものなのだ。競争馬は1円でも多く賞金を多く稼ぐ事が求められるが、もちろん競走馬はそんな事を知る由もない。

実はこの時、この1流マイラーはかなり調子を落としていた。主戦騎手も超一流騎手。その為あるレースを直前回避したのだが、これが馬主の逆鱗に触れてしまった。何故なら、事後報告になってしまったからである。これは、調教師のチョンボとも取れるがギリギリの最前線で調整を行っている調教師にしてみたら、出馬登録を避けなければならなかった。その後、その調教師は低迷している。