【ホープフルS予想2021】オニャンコポン、芝2000m3連勝でG1制覇なるか?
中央競馬開催も年内開催があと1日ということで、来年のクラシック路線を占ううえで注目となるレースが中山メインレースに組まれているホープフルSです。
2017年にG1昇格となってからはサートゥルナーリア、コントレイルと、3歳になってからも結果を残している馬が勝利しており、今年の勝ち馬にも注目が集まります。
デビュー戦から評判の高かったハーツクライ産駒のフィデルは2戦目の京都2歳Sで1番人気3着と敗退しており、今回はやや人気を落としそうですが、この1戦のみで評価を下げるのは危険と思える良血馬です。父ハーツクライは徐々に力をつけて古馬になっての大成が実った競走馬で、産駒にもその特性が目立っているだけに、この時期の2歳G1でどこまでやれるのか楽しみな1頭といえます。
またデビューから芝マイル路線を2戦使って2戦2勝のコマンドラインが朝日杯FSではなく、2ハロンの距離延長となるホープフルSを選択した点に注目です。全兄のアルジャンナも芝1800mまでで結果を残している馬だけに、芝2000mという舞台がはたして適性にあっているのかどうか、上位人気必至だけに騎乗するのがルメール騎手という点を考えてもあまりに人気するようなら危険な人気馬と言えるかもしれません。
そこで注目したいのはオニャンコポンで、芝2000m以上に適性がありそうでなぜか人気が上がってこないと思われる今回は馬券妙味がありそうです。重賞ではなかなかお目にかかれないエイシンフラッシュ産駒で、鞍上もも美浦の菅原騎手ということもあり、実績は2戦2勝、かつ芝2000mでのものにもかかわらず、3,4番人気に落ち着きそうな点に魅力があります。
おじにサトノインプレッサがいる血統背景で、毎日杯勝利、ダービー4着の実績があっただけに、この距離での大舞台への適性も十分見込めます。
2番手先行から押し切る積極的な競馬が功を奏しており今回も先行策から見せ場が作れるかどうか、美浦の若武者の手綱さばきにも注目して狙ってみたいところです。