【フェアリーS予想2022】芝初挑戦のテーオーシャルマン、高い適性見込める
3日開催となる今週末の中央競馬では、3歳牝馬限定の重賞「フェアリーS」が行われます。昨年勝ったファインルージュが桜花賞で3着、秋華賞で2着と好走したことから、今後は有力素質馬のローテの1つとして見直されるかもしれません。
そんな中、今回出走16頭の中で注目しているのは、ラブリーデイ産駒のテーオーシャルマンです。テーオーシャルマンは、今回出走中芝のレースを走ったことのない2頭のうちの1頭です。もう1頭のウラカワノキセキはヘニーヒューズ産駒なのでダート戦というのも納得ですが、テーオーシャルマンは、秋の天皇賞、宝塚記念を制した芝のG1ホース、ラブリーデイ産駒なので脚もとの不安があったのかとも思われます。
ただ、今回初芝で重賞に挑戦してきたと言うことは、脚もとがデビュー当時より良くなったとも言えそうです。血統的には芝でも問題なく、これまでの2戦を見ても芝への適性は高そうな気配を見せています。2戦とも違う中京と阪神でのダート戦ながら、スタートからしばらくは芝を走ってからダートに代わる条件でしたが、いずれもスムーズに先行できています。むしろダートに代わってからはモタついており、先行して良い位置につけていたところを置かれ気味になり、位置取りが悪くなってしまいました。芝のコースで見てみたい馬です。
今回のフェアリーSは重賞と言っても出走馬16頭全馬1勝馬で、新馬戦未勝利勝ち直後の馬もテーオーシャルマンを含めて10頭もいるメンバーですから、格的なことも心配はいらなさそうです。今回鞍上は横山和生騎手に乗り替わりとなりますが、昨年弟の横山武史騎手の大活躍の中、お兄さんの横山和生騎手も何気にキャリアハイとなる年間79勝をマークしました。今年はさらに飛躍したいところでしょうから、ここで重賞を勝っておきたいという気持ちは強いでしょう。
ということで今年のフェアリーSは、初芝も芝向きに見えるテーオーシャルマンが横山和生騎手との新コンビで3歳牝馬重賞一番乗りへ向けて頑張ってくれることに期待して応援したいと思います。