新種牡馬ベストウォーリア、初年度産駒が地方で好調の滑り出し
今月9日に大井競馬場で行われたダート1000mの2歳新馬戦で、大井の小野寺晋廣厩舎所属の2歳牡馬のツルノオンガエシが勝利し、新種牡馬ベストウォーリアに初勝利をプレゼントしました。
また20日に川崎競馬場で行われたダート900m戦のスパーキングデビューでは、単勝1.5倍と圧倒的支持を受けたグリーリーが勝利しており、産駒の牡馬2頭が今月は勝ち上がりとなっています。
アメリカ産でマジェスティックウォリアー産駒のベストウォーリアは、現役時代はマイルCS南部杯連覇をはじめとして、重賞5勝を挙げる活躍を見せ、ダート戦線で8歳まで長く活躍しました。
引退後は優駿スタリオンステーションで種牡馬入りしており、初年度産駒は53頭が血統登録されています。今年はさらに人気を博し100頭以上に交配しており、今後の産駒の活躍次第ではさらなる飛躍も期待できる種牡馬となっています。
現役時代は1800m以上に壁を感じる内容だっただけに産駒にも距離の限界はあるかもしれませんが、集まる繁殖牝馬次第でそこは克服が可能となってくるかもしれません。
現状では牡馬の活躍が目立っていますが、牝馬でもアネラカイカマヒネがデビュー戦で単勝15倍台と穴人気ではありましたが、馬券圏内の3着に入っており、次走に期待がかかります。
地方馬を中心に取り上げていますが、中央でも栗東・大根田厩舎所属で牡馬のアシャカデュランなどの登録がありますので、今後は中央競馬でもベストウォーリア産駒が見られることになりそうで、こちらも楽しみですね。