【JRAオーシャンS予想2023】是が非でも権利を取りたい「上がり馬」に妙味あり

土曜の中山メインレースは1着馬に高松宮記念の優先出走権が与えられるG3「オーシャンステークス」です。

実績最上位は昨年の高松宮記念の覇者ナランフレグでしょう。香港スプリント10着からの参戦と臨戦過程はよく見えませんが、G1馬ということで実績上位であることは間違いありません。ただ、本番出走の賞金が十分足りているので試走の可能性も視野に入れて馬券検討をする必要がありそうです。

反対にここは結果を出さないと本番出走が厳しそうな美浦・奥村厩舎の管理馬キミワクイーンに今回は注目しました。父は日本国内のみならず香港でもG1を制した快速馬ロードカナロアで、父の主戦でもあった岩田康誠騎手で挑む予定となっています。

美浦・奥村厩舎と岩田騎手のコンビは今年のAJCCを制したノースブリッジがおり勢いに乗るコンビです。また2歳時には阪神JFに参戦するなど、陣営としても期待の1頭と思われ、マイルになると末脚が鈍るレース内容から、フィリーズレビュー敗退後は芝1200m戦にこだわったローテが組まれており、古馬相手に3戦2勝2着1回と文句ない戦績を残しています。

中山競馬場はこれまで1戦1勝と坂のあるコースを苦にしない点も魅力で、芝1200mの戦績も3戦2勝2着1回と高い適性を示しています。G1馬の参戦こそあるものの2着でも本賞金2400万円の現状では本番出走がおぼつかないだけに、ここは是が非でも勝ちたいところではないしょうか。