【阪急杯2025予想】オール連対中の素質馬フォーチュンタイム、絶好条件で重賞初Vを目指す
土曜の京都メインは芝1400メートルで行われる4歳以上オープンのG3「阪急杯」です。
過去10年間は阪神競馬場で行われていたため、京都開催で傾向が変わる可能性がありますが、このレースの特徴の一つが外国人騎手の成績の低さです。過去10年で外国人騎手の勝利はわずか1回。今年は短期免許で来日中のルメートル騎手がオオバンブルマイに、M.デムーロ騎手がセッションに騎乗予定となっています。デムーロ騎手は、2015年にダイワマッジョーレでこのレースを制した唯一の外国人騎手であり、その手腕に注目が集まります。
注目の一頭は、4歳馬ながらまだ5戦しかしていないグレーターロンドン産駒のフォーチュンタイムは、5戦4勝2着1回と芝1400m、1600mで圧倒的な戦績を誇ります。鞍上の岩田望来騎手とは、2勝クラスの有松特別勝利以来のコンビ復活となります。さらに、京都芝コースでは2戦2勝、2ヶ月半の休み明けは3戦3勝と、無敗の舞台とローテーションでの挑戦となるだけに、初の重賞制覇に期待がかかります。
もう一頭の有力候補は、京王杯スプリングカップ3着、CBC賞2着の実績を持つスズハロームです。吉村騎手との新コンビでの参戦を予定しています。近2戦は掲示板を外していますが、重賞での実績は上位クラスにあり、巻き返しが期待される一頭です。ただし、2ヶ月半の休み明けでは過去2戦していずれも着外と、ローテーション面での不安は残ります。それでも、人気が上がりにくい点を考慮すれば、穴馬としての妙味は十分にありそうです。
また、2023年の勝ち馬アグリも今回は吉田隼人騎手との新コンビで参戦を予定しています。近走は人気を下回る内容が続いているものの、スプリンターズステークスで2番人気に支持された実績馬でもあり、得意舞台で久々の勝利を目指す一戦となります。