【フェアリーS予想2020】今年も波乱必至?穴馬ニシノステラ、初芝でも侮れない

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うら若き明け3歳牝馬が激突するマイル重賞「フェアリーステークス」が13日(月・祝)に中山競馬場で開催されます。出走馬16頭中12頭が1勝馬となっており、キャリアの浅い牝馬達が多く予想も難解を極めます。

有力馬と目されていたオーロラフラッシュは抽選で除外となり、騎乗予定だったルメール騎手は三浦騎手が落馬負傷で鞍上の空いていたアヌラーダブラへと騎乗することになりました。

混戦模様が予想される3歳初の牝馬重賞フェアリーステークスですが、注目したいのは人気薄の予想されるヒルノダムール産駒のニシノステラです。デビュー戦は中山のダート1200mで、野中騎手が抜群のスタートを決めて逃げ切りを演じ4番人気ながらすんなり勝利しました。

ダートから芝へと変わり、さらに2ハロン延長となる今回は新馬戦勝ち馬といえどほぼ実力未知数と言って良いかもしれませんが、牝馬限定で1勝馬も多数とスキも多い相手関係ということで、前走同様にすんなりと前につけられるようならば勝機も十分なのではないかと思います。

父ヒルノダムールはマンハッタンカフェ産駒で天皇賞(春)勝ち馬という典型的な長距離血統にして、ダートとはいえデビュー戦の1200mでスピードを見せることが出来たのは先々を考えると収穫が大きかったとも言えます。

前走で快勝した野中騎手ですが、今回は妹弟子にあたる藤田菜七子騎手へとスイッチして挑みます。昨年はコパノキッキングとのコンビで重賞初制覇を達成しましたが、馬の力に頼り切りではないというところも示したいところでしょう。

想定では単勝でも万馬券になりそうな人気薄ですが、傾向的には波乱も多い一戦ですし、メンバー構成的にもチャンスは十分といったところでしょう。見せ場以上の結果が残せるかどうか、また芝適性といった挑戦への解答も見せられるか楽しみな1頭です。