完全“武豊”主義の株式会社キーファーズ、今年も2億超えのディープ産駒を落札!

10日、競走馬セリ市のセレクトセール2017が北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われました。本日10日は1歳馬のセリです。

今年はどんな高額落札馬が出て来るのか?将来のスターホース誕生を期待する意味でも楽しみにしておりましたが、この日は1億円を超える落札馬が6頭も誕生。そのうち2頭は人気のディープインパクト産駒で、母が欧州で重賞2勝のシルヴァースカヤの2016はなんと2億6000万円で株式会社キーファーズが落札しました。

完全“武豊”主義の馬主「株式会社キーファーズ」とは?

松島正昭氏が代表を務める株式会社キーファーズは、2015年からJRAで所有馬を走らせ始めた新米馬主。所有馬の出走の実に8割弱が武豊騎手騎乗での出走となっており、武豊主義を貫く馬主としても非常に有名です。

セレクトセール2015には、ディープインパクト産駒のサラフィナの2014を1億6000万円で落札しており、「夢は武さんで凱旋門賞に行くこと」とコメントし、その意気込みと多くの高額馬を購入したことが話題を呼びました。この馬は武豊自身も「ディープインパクトに似ている」と大絶賛している良血馬でしたが、現在はその馬も未勝利戦で苦戦しており未だ未勝利・・・。

大舞台での経験が皆無の新米馬主ということもありまだ不安の声も多いようですが、今年もセレクトセールで高額馬を購入したことからも、まだその夢は諦めていない様子。武豊騎手は今年はキタサンブラックで凱旋門賞へ向かうことが期待されておりましたが、オーナーの北島三郎氏の意向もあり敢え無く断念。

武豊騎手にとっても積年の夢である凱旋門賞制覇。まだ馬主歴は浅く、重賞どころかオープンでの勝利も無い状況ですが、今年も良血馬を手に入れた株式会社キーファーズの松島氏がその夢を叶えてくれるのか?この馬主と武豊騎手のコンビには今後も注目していきたいと思います。