【葵ステークス予想2021】スプリントG1へ繋がる一戦！モントライゼやヨカヨカなど出走予定馬を考察

重賞へ格上げされて今年で4回目となる3歳スプリントの「葵ステークス」。オープン特別時代の勝ち馬からは、オサイチジョージ、ダイタクヘリオス、カルストンライトオ、ロードカナロアが後にG1を勝利しており、後のスプリントG1にもつながる可能性があるレースとして注目したい1戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

モントライゼ（牡3、松永幹夫厩舎）

昨年の京王杯2歳Sの勝ち馬、モントライゼ。ここまで6戦して崩れたのはマイルG1の朝日杯FS（10着）のみとなっており、ベストは1200～1400m。今年は中京で開催されますが、中京1400mのファルコンSで3着、東京1400mの京王杯2歳Sで1着の実績通り、舞台設定は申し分ありません。今回は休み明けを叩いて距離短縮と条件は良く、重賞2勝目が期待されます。

ヨカヨカ（牝3、谷潔厩舎）

今年のフィリーズレビュー・2着のヨカヨカ。前走の桜花賞では17着に惨敗しましたが、3番手追走から直線では脚が残っておらず、マイルの距離はやや長かった印象です。今回はここまで3戦3勝の1200mが舞台で、前走からの距離短縮は好材料でしょう。桜花賞は高速馬場で持ち味を活かせませんでしたが、阪神内回りのフィリーズレビューでも先行して2着に粘っているように、今の中京は脚質的にも合いそうです。熊本産馬として初のJRA重賞制覇となるかに注目です。

ダディーズビビッド（牡3、千田輝彦厩舎）

前走の橘ステークスを4馬身差で快勝したダディーズビビッド。速いペースを先団を見る位置から無理せず追走し、直線は上がり最速34秒1の脚で伸びて後続を突き放す強い勝ちっぷりでした。マイルを主戦場としていましたが成績は今一つで、距離短縮で大きくパフォーマンスを上げてきました。さらなる距離短縮もプラスになる可能性が高く、この馬ではオール連対の武豊騎手とのコンビなら十分勝ち負けになりそうです。