今週末からは中京競馬が開催。中京競馬の開幕を飾る重賞はサマースプリントシリーズ第2弾の「CBC賞」です。今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にCBC賞の傾向を探っていきたいと思います。なお、枠番・脚質データについては、京都競馬場で行われた2010年、阪神競馬場で行われた2011年の2回を除いた8回分のデータをまとめました。

■波乱含みの一戦、近年はとくに波乱傾向強め

人気は、勝ち馬10頭中9頭が「4番人気以内」となっており、上位人気の勝率は高めです。ただ、「7番人気以下」が10頭もおり（1-5-4-94）、勝利数こそ1勝のみですが、2・3着にはよく絡みます。過去5年においては3連単で10万馬券以上が4回も出ており、近年はとくに波乱傾向が強まっております。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠不振・外枠有利」の傾向が強め、脚質は「差し・追い込み馬」が勝ち切るケースが多い

コースは中京競馬場の芝1200mを使用。枠番は、「1・2枠」からは連対馬が0頭で、「7・8枠」は連対馬が7頭もおり、内枠不振・外枠有利の傾向が強く出ております。

脚質は、勝利数では「差し馬」と「追い込み馬」が3勝ずつを挙げており好成績です。ただ、「逃げ・先行馬」も勝ち切るケースは少ないですが、2・3着には良く絡みます。長い直線で末脚勝負に目が向きますが、逃げ・先行馬も粘り込んでおり要警戒。

※上記の「枠番データ」と「脚質データ」は、京都競馬場で行われた2010年と、阪神競馬場で行われた2011年の2回を除いた過去8回分のデータになります。

■ハンデが「56kg」の馬に注目

ハンデは、最多の3勝を挙げ、3着内の回数が最多の「56kg」の馬に注目。馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目。

■「5歳馬」が好成績

年齢は、最多の5勝を挙げ、3着内の回数が最多の「5歳馬」に注目。性別は、勝利数では8勝を挙げている「牡馬」が優勢ですが、「牝馬」も2着4回と連対数は多いです。所属は、「栗東」が8勝を挙げており、関西馬が中心となります。

■前走が「高松宮記念」または「安土城S」だった馬に注目

前走レースは、2勝ずつを挙げている「高松宮記念」と「安土城S」に注目。前走着順は、「1着馬」が1・2着に3回ずつ入着しており好成績を挙げておりますが、「5着馬」が3勝、「6着以下」も11頭おり、敗退した馬の巻き返しも目立ちます。前走着順に関してはそこまで気にしなくても良さそうです。

■騎手は「川田将雅」＆「福永祐一」に注目

騎手は、2勝ずつを挙げている「川田将雅」と「福永祐一」に注目。