【ステイヤーズS予想2018】ステイヤー血統の穴馬、カレンラストショーの激走に期待!

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国内最長距離の重賞「ステイヤーズS」が1日に中山競馬場で行われます。

何と言っても、史上初の同一重賞4連覇がかかるアルバートが中心でしょう。鞍上には今年の勝率が35%と優秀なモレイラ騎手ということで、人馬共に本命にふさわしい万全の体制で臨んできています。

ただ、アルバートも今年で7歳と衰えも懸念される年齢となり、前走のアルゼンチン共和国杯では10着と大きく崩れております。得意な舞台とは言え、絶対的な信頼をおいていいものかどうか疑問です。モレイラ騎手においても、いくら海外のトップジョッキーとは言え、これまで勝利し続けていたコンビではないところでどこかしら隙が出てくることも期待して、今回はあえて穴馬に注目してみたいと思います。

そこで注目しているのがカレンラストショーです。

カレンラストショーは、タニノギムレット産駒の6歳馬です。今年初戦の1600万のアメジストSを勝利しオープン入りを果たすも、それからの3戦は、新潟大賞典で12着、函館記念で15着、前走のオクトーバーSで8着と結果がでていません。重賞の壁はもちろん、オープンではやはり力が足りないという印象です。

ただ、カレンラストショーは4歳から2000mを主戦場としてきており、今回は思い切って初の長距離挑戦となります。これまでとは勝手の違うレースとなりますが、今回は同馬の長距離適性の高さが見込める「血統」に注目してみました。

競馬はブラッドスポーツと呼ばれるように、血統は予想をする上で重要な要素の1つだと言ってもいいでしょう。アルバートは同競走を3勝もしておりますが、同馬の血統面に注目した時、アルバートの母父がダンスインザダークということが目に入ります。ダンスインザダークと言えば、武豊騎手のお手馬で菊花賞馬です。その後の菊花賞馬の父としてもザッツザプレンティ、デルタブルースを輩出していますし、菊花賞2着馬もファストタテヤマ、フォゲッタブルととにかく長距離適性のある血統と言えます。

実はカレンラストショーの母父も同じダンスインザダーク。これは密かにかなり注目すべき血統と言えます。逃げの手もあり、前に行ける脚質も注目すべきポイントで、この舞台で大駆けする可能性はあります。

3600mのステイヤーズSは同距離のトライアルがある訳でもなく、いきなり本番で走ることになります。長距離戦は血統がより強く反映されるでしょうし、中距離で強い馬もここでは通用しない可能性もあります。

ということで、血統面でもアルバートは強い1頭となりますが、カレンラストショーも好走するチャンスは十分あると見て、激走に期待したいと思います。