レース名の通り、春先に行われる障害重賞「阪神スプリングJ」が今週土曜の阪神8Rで開催。春の訪れを告げる障害レースでもあり、4月に行われるG1中山グランドジャンプへのステップレースという位置付けでもある重要な一戦です。今回は過去10年間のデータをもとに阪神スプリングジャンプの傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」が好成績の堅実レース

人気は、「1番人気」が最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多です。連対率は70%、複勝率は90%と抜群の好成績を挙げており、連の軸としては信頼度No.1と言って良いでしょう。また、「2番人気」は1勝、「3番人気」は0勝と1番人気以外の上位人気は勝利数こそ少ないですが、複勝率はいずれも60%と好走率自体は高め。下位人気を見ますと、「6番人気以下」で馬券に絡んだ馬は3頭と少なく、穴馬の出番はほぼ無し。3連単で10万馬券以上は過去10年で1回のみとなっており、堅実決着傾向はかなり強めのレースと言って良いでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「外枠」＆「逃げ・先行馬」が好成績

コースは阪神競馬場の障害3900mを使用。枠は、「8枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「6枠」が最多となっています。長距離の障害レースということで枠の有利不利は少なめですが、比較的外めの枠が好走しています。

脚質は、「先行」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「逃げ」も3勝を挙げ、2着4回と前目で競馬をした馬が好走しています。障害レースにおいては当然のデータと言えますが、まずは前めに付けれることが大前提となります。

■勝ち馬は馬体減の馬から出やすい傾向

馬体重の増減は、馬体を減らしている馬が6勝を挙げており、勝ち馬は馬体減の馬から出やすい傾向となっています。

■年齢は「8歳以上」が好成績

年齢は「8歳以上」の馬が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。性別は9勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は「栗東」が6勝を挙げていますが、分母を考えれば美浦も好成績。東西で極端な差はありません。

■前走レースは「中山大障害」に注目

前走レースは、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「中山大障害」が参考レースとしての重要度が最も高そうです。前走着順は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「1着」に注目です。また、3着内に入った30頭中26頭が前走で「3着以内」に好走していた馬でした。前走で馬券圏内に入着した馬から狙うのがセオリーと言えそうです。

■騎手は「石神深一」に注目

騎手は、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「石神深一」騎手に注目です。