札幌競馬の日曜メインはサマースプリントシリーズの第5戦「キーンランドカップ」です。勝ち馬には秋のスプリント王決定戦であるスプリンターズSの優先出走権が与えられるということもあり、秋の大一番に向けて注目が集まる一戦です。今回は過去10年間のデータをもとにキーンランドCの傾向を探っていきたいと思います。

■「6～9番人気」の中穴クラスに要警戒

人気は「3番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「1番人気」が最多となっています。「1番人気」は2勝、「2番人気」は1勝のみとなっており、上位人気の勝率はやや低めです。下位人気を見ますと「10番人気以下」は1着が1回のみとなっており、穴馬はほとんど絡みません。ただ、「6～9番人気」は3着内が7頭となっており、人気薄を狙うならこのあたりが良さそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠不利・外枠有利」＆脚質はフラットな傾向

コースは札幌競馬場の芝1200mを使用。枠は「6枠」と「7枠」が3勝ずつを挙げており、連対数は「6枠」、3着内の回数は「7枠」が最多となっています。「7・8枠」の馬が3着内12頭と外枠が好走しており、「1・2・3枠」は連対数がそれぞれ1回のみで内枠が不振です。内枠不振、外枠有利の傾向が顕著です。

脚質は「差し」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「逃げ」も3勝を挙げ、複勝率も50％と馬券にはよく絡んでいます。「先行」も2・3着は3回ずつと少なくないので、脚質についてはフラットな目線で予想したいと思います。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」の馬に注目

馬体重の増減は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目です。

■「5歳」が好成績

年齢は、4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「5歳」に注目です。性別は「牝馬」が7勝を挙げており、「牝馬」の好走が目立っています。所属は「栗東」と「美浦」が5勝ずつを挙げており、東西で大きな差はありません。

■前走レースが「函館スプリントS」だった馬に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げている「函館スプリントS」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「1着」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。ただ、「6着以下」に敗れた馬も3着内は12頭と少なくないので、前走で掲示板外に敗れた馬の巻き返しにも十分警戒が必要です。

■騎手はフラットな傾向

騎手は2勝以上を挙げている騎手はおらず、騎手についてはフラットな目線で予想したいと思います。