大阪杯やドバイなど、国内外の春のG1に向けた始動戦という位置付けとなっている「京都記念」が、10日に京都競馬場で開催されます。もともと古馬の有力馬が年明け初戦として出走することが多いレースでしたが、大阪杯がG1に昇格したことやドバイを目標にする馬が多くなってきたことから、近年ますます注目度が増しております。今回は、過去10年間のデータをもとに京都記念の傾向を探っていきたいと思います。

■「3番人気」は複勝率80%、レースは堅実傾向

「3番人気」は連対率70%、複勝率80%と好成績で、「1番人気」よりも信頼度は高いです。また、単勝オッズが「2倍台」の馬は複勝率が100%となっており、こちらも信頼度は高いです。「50倍以上」は3着内が0頭で穴馬が絡むことはなく（0-0-0-41）、また10万馬券以上の配当も過去10年で一度も出ておらず、順当な決着が多い傾向となっております。

オッズ予想

下記のオッズ予想は登録馬の独自のオッズ予想になります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「外枠」＆「先行馬」が好成績

コースは京都競馬場の芝2200mを使用。枠番は、「6枠」と「8枠」が最多3勝を挙げており、「8枠」は3着内の回数も最多で、複勝率はトップの45％と好成績です。全体的に外寄りの枠が好走しております。脚質は、「先行馬」が最多の8勝をあげており、3着内の頭数も最多、勝率（20%）、連対率（30.8%）、複勝率（46.2%）の全てがトップです。

該当馬先行馬候補

ノーブルマーズ
ダンビュライト

■馬体重は「+10kg～+19kg」に注目

馬体重は、「+10kg～+19kg」だった馬が、最多の4勝を挙げ、勝率（16.7%）、連対率（33.3%）、複勝率（50.0%）の全てでトップです。

■「5歳馬」に注目

「5歳馬」が最多の5勝をあげており、勝率（16.1%）と複勝率（38.7%）がトップです。性別は9勝を挙げている「牡馬」が中心となります。「牝馬」で勝利したのは2010年のブエナビスタ（1番人気）の一頭のみで、2着に入った3頭中2頭は「5番人気」の牝馬でした。人気馬でなくとも2着までなら牝馬も絡んできております。所属は、8勝している「関西馬」が中心となります。

■前走が「有馬記念」だった馬に注目

前走が「有馬記念」だった馬が最多の4勝を挙げており、3着内の回数も最多です。前走着順は、3着内に入った30頭中12頭が「6着以下」だった馬で、前走からの巻き返しが目立ちます。

■騎手は「武豊」に注目

騎手は、2勝を挙げ、3着内の回数が最多の「武豊」に注目。

※現役騎手のみを表示しております。