【凱旋門賞2021】今年は国内ファンにとって見応え十分!

記事「【凱旋門賞2021】今年は国内ファンにとって見応え十分!」のサムネイル画像

クロノジェネシスやディープボンドなど日本馬の出走が多い今年の凱旋門賞。悲願の凱旋門賞初制覇を期待したいところだが、それを迎え撃つ欧州勢の大将格は、日本生まれ、父ディープインパクトのスノーフォール(牝3)だ。日本のノーザンファームの生産馬で、2走前のヨークシャーオークス(英・G1)までG1・3連勝をあげていたが、9月12日のヴェルメイユ賞(仏・G1)で2着に敗戦。この敗戦を糧に、凱旋門賞で巻き返しを狙う。

もう1頭、スノーフォールと同じA.オブライエン厩舎の有力牝馬は、ラブ(牝4)だ。4走前のプリンスオブウェールズS(英・G1)までG1・4連勝をあげていたが、以降は3連敗中。前走は9月12日のブランドフォードS(愛・G2)で2着だったが、本番へ向けた叩きの一戦で斤量差があったことを考えれば、まだまだ見限れない1頭だ。

また、8月21日のインターナショナルS(英・G1)でG1・3勝目をあげたミシュリフ(牡4)は、本番の凱旋門賞でも上位人気の一角として注目を集めていたが、次走として、10月16日にイギリスのアスコット競馬場で行われるチャンピオンS(英・G1)へ向かうことが発表され、凱旋門賞は回避となった。

他にも、今年で通算9度目の凱旋門賞挑戦となる武豊騎手の挑戦にも注目だ。騎乗馬は2択。今年7月のサンクルー大賞でG1初制覇を飾ったブルーム(牡5)か、日本の国名がそのまま馬名になった重賞6勝の実績を残すジャパン(牡5)だ。2頭は「武豊騎手と凱旋門賞を勝つこと」と公言をしているキーファーズ代表の松島正昭氏がクールモアと共同所有している。

日本馬の参戦、日本の生産馬参戦、キーファーズ代表の夢を背負った武豊騎手の参戦と、今年は国内のファンにとっても見応えのある凱旋門賞となりそうだ。