【ラジオNIKKEI賞2017予想】データで分析！過去10年の傾向・分析結果

今週末から福島競馬が開幕。7月2日（日）のメインレースはハンデG3のラジオNIKKEI賞が開催されます。かつては出走条件に「除東京優駿の勝ち馬」と記されていたため、クラシック路線で敗れた馬たちの敗者復活戦といった性質を帯びており、「残念ダービー」とも称されているのは有名な話です。

しかし、近年は荒れる重賞のひとつで、一筋縄でいかないことでも有名です。昨年は1番人気のゼーヴィントが優勝しましたが、2着に9番人気、3着に5番人気が入着し、3連複、3連単は万馬券決着となりました。一昨年も同様に1番人気のアンビシャスが勝利しましたが、3着には12番人気が入って3連複、3連単は万馬券決着。

今年はどのような結果になるのか？過去10年のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にレースの傾向を探っていきたいと思います。

人気馬は優秀も、ヒモがよく荒れる

1,2番人気の馬が強い競馬をしておりますが、二桁人気の馬も2着3回、3着2回と好走しております。ここ5年間は7番人気以下の馬が毎年馬券に絡んでおります。人気馬が勝ってもヒモがよく荒れており、平穏に収まらないことが多い傾向があります。ヒモ荒れへの注意が必要です。

スローペースの前残りになりやすい

コースは福島競馬場、芝1800m（右）。スタンド前からのスタートで、1コーナーまでの直線距離は276mと短いため、テンは遅くなる傾向があります。このため、スローペースの前残りとなるケースが多いです。3,4コーナーもスピードの落ちにくいスパイラルカーブになっている為、先行馬がそのまま粘りやすい傾向があります。

枠順の有利不利はそれほど大きく無いものの、どちらかと言うと4,5枠あたりの「先行争いで内外から挟まれやすい枠」は厳しそうです。

ハンデは54kgが好走傾向

51kg以下と、57.5kg以上は3着内がゼロで割り引き。54kgが5勝をあげており、好走傾向が強いです。

牡馬＆関東馬が中心

牝馬による勝ちは過去10年で1頭もおりません。牡馬・セン馬が中心となります。所属は関東馬が中心となります。

前走条件戦組で、1番人気1着の馬に要注意

重賞組だと青葉賞組が好走しておりますが、前走が条件戦の馬が過去10年で6勝を挙げており、ここでは好走傾向が一番強いです。内訳としては1000万下が［3-1-1-21］、500万下が［3-1-2-42］となっております。

前走着順は1着がダントツで好走しており、前走人気も1番人気が好走しております。前走が条件戦の馬で、1番人気で1着に入着した馬は注意した方が良さそうです。

※前走重賞・OP特別・条件戦の合計データ

※前走重賞・OP特別・条件戦の合計データ