中山競馬の開幕週一発目の重賞を飾るのは、JRAの平地競走で最も距離が長い重賞「ステイヤーズS」です。昨年は2015～2017年を優勝したアルバートが3連覇を果たし、2013年と2014年を制したデスペラードは2連覇を達成。他にも、トウカイトリック（2006年2着、2011年3着、2012年1着、2013年3着）やファタモルガーナ（2012年2着、2014年2着、2016年2着）などリピーターの活躍が目立つレースです。

今回は過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にステイヤーズSのレース傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」が3連勝中、近年は堅実な傾向

「1番人気」は現在3年連続で勝利しており、複勝率も70.0%と好成績。昨年は1番～3番人気が人気順に決着し、一昨年も1番・3番・2番人気と上位人気で決着しており、近年はとくに堅実な傾向が見られます。

オッズ予想

下記のオッズ予想は登録馬の独自のオッズ予想になります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「先行馬」が好走傾向に

コースは中山競馬場の芝3600mを使用。長距離のため枠番の有利不利は少なめで、極端な傾向はありません。脚質は「先行」が6勝をあげており、勝率（20.0%）と連対率（36.7%）がトップです。

該当馬先行馬候補

アドマイヤエイカン
ヴォージュ
カレンラストショー

■馬体重は「-3kg～+3kg」に注目

馬体重は最多の6勝をあげている「-3kg～+3kg」に注目。

■「3歳」が好成績

年齢は「5歳」が最多の3勝をあげておりますが、「3歳」が勝率（20.0%）、連対率（40.0%）、複勝率（40.0%）の全てでトップです。性別は、3着内に入った30頭全てが「牡馬」で、「牝馬」の出走はほとんどありません。所属は「関西馬」と「関東馬」が5勝ずつしており勝率に差はありませんが、2着・3着は関西馬が多く、連対率・複勝率ベースでは関西馬が優勢です。

■前走が「アルゼンチン共和国杯」だった馬に注目

前走は、「アルゼンチン共和国杯」が最多の7勝をあげ、3着内の頭数も一番多いです。

■騎手は「横山典弘」＆「R.ムーア」に注目

騎手は3勝ずつあげている「横山典弘」と「R.ムーア」に注目。

※現役騎手のみを表示しております。