【エプソムカップ2017予想】傾向と対策！過去10年のデータから傾向を分析

今週末の11日（日）は東京競馬場で第34回エプソムカップが開催されます。月末までG1はお休みとなりますが、残された春競馬のレースも残すところあと僅かですから、しっかりと予想していきたいと思います。

昨年の勝ち馬のルージュバックは1番人気、一昨年の勝ち馬のエイシンヒカリは2番人気で、同年の2着馬はつい先週安田記念を制したばかりのサトノアラジン（1番人気）といったように、エプソムカップは毎年人気上位が強い競馬をするといった印象が強いですが、実際のところはどうなんでしょうか？

今回は過去10年のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にレースの傾向を探っていきたいと思います。

大きく荒れることはなく、2着内までは堅い

1～3番人気は［7-8-3-12］と優秀で、2着内はほとんど上位人気が占めております。7番人気以下は［0-0-5-105］と連対馬はゼロですが、3着には5頭が絡んでおり、うち2頭は50倍以上の大穴です。

ただ、7番人気以下の複勝率を見れば5%にも満たない数字なので、基本的には堅くおさまることがほとんどだと思って良いでしょう。

速い上がりを使える馬に注意！枠は内枠が圧倒的に有利

エプソムカップのコースは東京芝1800m。1,2コーナーの間にあるポケットからのスタートとなり、斜めから2コーナーに入って向正面に合流するという変則的な形となっております。

3コーナーまでは約750mとある程度距離はありますが、コーナーの途中からのスタートという独特な形状からもペースはスローになりやすい傾向にあります。そのため、上がりがメインの瞬発力勝負となることも多いです。過去10年の上がり最速馬の成績は［3-2-1-8］。

枠順は、1～3枠が［6-2-5-42］、4～6枠が［3-4-1-52］、7～8枠が［1-4-4-46］と、内・中・外の3つに分けるとその差は明らかで、ロスなく回れる内枠が有利であることが分かります。脚質は、最後の直線が長いので逃げ切りは難しく、極端な追い込みも届きません。比較的中団あたりからの先行・差しで決まることが多いです。

4歳馬強し！7歳以上は14年間連対馬なし

4歳以下の出走は比較的少ないですが、それでも過去10年で7勝しており優秀です。逆に頭数の多い7歳以上の馬からは'02年のエアスマップ（2着）以来、14年間連対馬が出ておりません。

牝馬で優勝したのは過去10年では昨年のルージュバック1頭のみで、'94年の勝ち馬のワコーチカコ以来、実に22年ぶりの牝馬優勝となりました。基本は牡馬・セン馬が中心となります。

好走率高いマイラーズC組に注目

前走は重賞組だと新潟大賞典組の出走が多いですが、出走頭数の少ないマイラーズC組が好走率が高く優秀。重賞以外だと、OP特別の都大路Sも好走率は高いです。

前走着順は1,2着馬が中心ですが、3着馬については前走5着以下、5番人気以下の馬の巻き返しもあるので注意が必要です。

※前走重賞・OP特別・条件戦の合計データ

※前走重賞・OP特別・条件戦の合計データ