今週末からはいよいよ春のG1シーズンが開幕となります。その第一弾となる、スプリント王決定戦・高松宮記念が中京競馬場で行われます。

2012年3月に改修工事が完了した中京競馬場は国内でも屈指と言えるほどタフなコースに生まれ変わり、コース傾向も大幅に変わりました。今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に傾向を探っていきますが、一部データについては改修後の2012年以降の過去6年間のデータを使用しております。

■「1番人気」＆「3番人気」好走傾向に、人気上位が堅実

「1番人気」は最多の3勝をあげ、複勝率も80%と優秀。同じく最多の3勝をあげているのは「3番人気」で、こちらも複勝率70%と好成績です。過去10年で3着内に入った述べ30頭中19頭が1～3番人気内の馬となっており、人気上位が堅実です。

極端な人気薄の台頭は少ないですが、単勝オッズ50倍以上の馬が3着に3頭絡むなど、3着までなら食い込む伏兵馬もいるので要注意。

【該当馬】1番人気＆3番人気（下記「予想オッズ」を参考）：
レッドファルクス（1番人気）
ファインニードル（3番人気）

予想オッズ

上記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」＆「先行馬」が好走傾向に

※「枠番データ」＆「脚質データ」は改修工事後の2012年以降の過去6年間のデータとなります。

コースは中京競馬場の芝1200m。改修後の中京コースはコーナーがヘアピンカーブのように出っ張っており、外を通った馬たちにとって距離損となりやすい傾向があります。データでは2,3枠が2勝ずつを挙げており、内枠がやや優勢。

脚質は最多の5勝をあげている「先行馬」が好走傾向にあります。

【該当馬】先行馬：
ファインニードル
セイウンコウセイ
ダイアナヘイロー
シャイニングレイ
ナックビーナス
ソルヴェイグ
キングハート
ネロ
リエノテソーロ
セカンドテーブル
ラインスピリット

■馬体重は「-9kg～+3kg」が好走傾向に

馬体重は最多の4勝をあげている、「-9～-4kg」＆「-3～+3kg」が好走しており、全体的に馬体重が減っている馬が好走しております。

■「5歳馬」が好走傾向に、牝馬は「3番人気内」なら

「5歳馬」が最多の5勝をあげており、好走しております。馬券に絡んだ5頭の「牝馬」は全て3番人気内の牝馬でした。所属は「関西馬」が6勝をあげておりますが、勝率・連対率・複勝率は「関東馬」の方が全て上となっております。

【該当馬】5歳馬：
キングハート
セイウンコウセイ
ソルヴェイグ
ダイアナヘイロー
ナックビーナス
ビップライブリー
ファインニードル

■前走が「阪急杯」だった馬に注目

「阪急杯」、「オーシャンS」、「シルクロードS」がいずれも3勝ずつあげておりますが、馬券圏内の頭数が一番多い「阪急杯」に注目。

前走着順は4勝ずつをあげている「1,2着」が好走傾向にあります。6着以下に敗れた馬からは勝馬が出ておりません。

【該当馬】前走が阪急杯だった馬：
ダイアナヘイロー（1着）
レッドファルクス（3着）
モーニン（16着）

■騎手は「幸英明」＆「岩田康誠」に注目

騎手は唯一2勝をあげている「幸英明」と、馬券圏内の頭数が一番多い「岩田康誠」に注目。

【該当馬】幸英明騎手の騎乗予定馬：
なし

岩田康誠騎手の騎乗予定：
レッツゴードンキ